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保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

市の400年記念事業発表!了以メモリアルイベントでスタート

2006-07-07 16:34:47 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
亀岡市と市民で組織する「保津川開削400年記念事業実行委員会」は
このたび、400年を記念する事業の計画を発表した。

同委員会では保津川が開削され舟の水運が開かれて400年目となる今年、
市民が中心となり、各種記念イベントの企画制作に着手、
この度、全ての実施計画がまとまった。

今後、随時各種イベントの実施に掛かる。

また、イベント内容も本日付けの市広報紙で正式発表し、広く市民の参加を呼びかけた。

先ず、400年事業のさきがけとして7月12日(水)に
「角倉了以翁メモリアルイベント」を開催する。

7月12日は保津川を開削した豪商・角倉了以の命日にあたることから
御位牌がある亀岡市保津町の養源寺で法要や位牌の特別公開など
多種なイベントを開催することで、了以の功績や恩恵の再認識し
了以を偲ぼうというものだ。

イベントは昼と夜の2部制で行われる。

昼の部ではご位牌の公開と法要を10:00からはじめ
遊船の川開きイベントでも出演していただいた「大型紙芝居・保津の夜明け」
や川と自然への感謝と平和への祈りを込めた「ピースリーフ・ささぶね流し」
を開催する。

夜の部は午後5時半から始め、「お茶席」と参加者みんなで
保津川の開削や歴史を語りながら了以を偲ぶ「了以翁を偲ぶ会」を開催する。

また、養源寺がある保津町内を竹灯篭で飾る「七夕竹灯路」も
午後7時30分から点灯する。

「角倉了以翁メモリアルイベント」

日時 7月12日(水曜日)
   昼の部 10:00~12:00
   夜の部 17:30~21:00

イベント内容
  
   昼の部
      ご位牌特別公開 10:00~12:00
      法要      10:00~
      大型紙芝居「保津の夜明けー角倉了以物語ー」
              10:30~
      ピースリーフ・ささぶね流し
              11:00~

   夜の部
      了以翁追悼「お茶席」(無料)~先着100人~
              17:30~19:30
      了以翁を偲ぶ会 ゲスト 角倉吾郎さん(角倉同族会)
              進行  黒川孝宏さん(亀岡文化資料館館長)
                  ふるさと保津を読む会のみなさん
              19:00~
      了以七夕竹灯路  保津町内~養源寺周辺
              19:30~

お問合せ  保津川開削400年周年記念事業実行委員会事務局
      亀岡市役所 商工観光課 観光担当
      電話 0771-25-5034 
      FAX0771-25-4400
      保津川開削400周年記念事業実行委員会HP

起業家の魂とは・・・3日「角倉了以」のシンポジウムを開催。

2006-06-01 20:50:48 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
今月の3日、保津川開削400年を記念して亀岡市にある
ガレリアかめおか2Fの大広間で「角倉了以とその時代」と
題したシンポジウムが開催されます。


角倉了以といえばいわずと知れた私達「保津川下り」の
生みの親であり、徳川幕府創生期を支えた当時の豪商です。

その了以が保津川を開削して400年を迎える今年、
了以が生きた時代の歴史的背景を探りながら、
その事業的意義を歴史学、経済学、建築計画学などの
多種な角度から検証しようというシンポジウムです。

コーディネーターは日本歴史学の権威上田正昭京都大学名誉教授。

保津川を開削する事で、丹波と京都を直結させ、舟運による
物資輸送を可能にするという、今では高速道路など国の基幹整備に
あたる事業を、自らの財と技術のみで成し遂げた一大事業家・角倉了以。

物流に革命を起こし日本経済史上に燦然と輝く、その偉大なる功績を
市民並びに全国の人々に発信することで「角倉了以」の名を
大きくアピールしてほしいと思います。

代々、医学を生業にする家から、実業家に転身し一代で
有数の豪商となった了以の‘起業家魂’とは・・・

とても、楽しみなシンポジウムです。

日時  6月3日(土曜日) 午後1時30分~午後4時(開場午後1時から)

会場  ガレリアかめおか(京都府亀岡市)2F 大広間

基調講演 「角倉了以を生み出した時代」  
  講師  川嶋将生氏・立命館大学教授

シンポジウム 
  パネリスト  川嶋将生氏・立命館大学教授
          川名 登氏・千葉経済大学名誉教授
          宗田好史氏・京都府立大学助教授
          黒川孝宏氏・亀岡文化資料館館長

コーディネーター 上田正昭氏・京都大学名誉教授

 *入場無料

*補聴器誘導磁気ループ・保育サービス(0歳~就学前・要予約)

400年の年、世界遺産への道が開かれる!

2006-05-29 23:26:43 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
‘保津川を世界遺産へ~’

私達、保津川下りの船頭の夢「世界遺産登録」が
400年の節目の今年、具体化に向けて本格的な動きを
展開していく模様です。

この「保津川世界遺産登録」という動きは、今年発足された
「保津川開削400年実行委員会」の最終テーマとして
位置付けられられたことを受け取り組まれるもので、今後研究会等を
立ち上げ市民、行政が一丸となり、この壮大な構想の実現化を目指す予定。

この計画については昨日、京都新聞丹波版でも紹介されました。
今回、正式にマスコミ発表され、活字になったことは意味深く、
市民及び行政、関係諸団体への意識啓発及び具体的な実動を推進に
大きく弾みが付くことになるものと理解しております。

思い起こせば昨年のこの時期、保津川遊船内に「400年準備委員会」
が発足され、自分がそのメンバーとして参加させてもらった時からの
‘悲願’と密かに思いを持っていたのが「世界遺産登録」でした。

委員会発足後すぐに、保津川水運の歴史に造詣の深い
亀岡市文化資料館の黒川館長と会談を持ち、その席で
「保津川景観の世界遺産登録の可能性について」のご意見を
伺ったところ「その可能性はゼロではない」との
回答を頂き、この壮大な夢が自分の中で動き出したのです。

その後、国連ユニタールで活動する知人とも連絡を取り
その可能性についての意見や世界遺産についての
基礎知識、登録の具体的な方策についてのレクチャーなど
も受け「保津川を世界遺産へ!」と叫び続けていました。

でも、さすがにあまりにも大きな構想であるため「そんなの夢物語や~」
「はっちんは大きいこと言い過ぎ~」などと中々、現実感を
持ってはもらえません。

黒川館長や亀岡市の議員・職員の方からは「保津川の世界遺産を目指しましょう!」
と思いを同じくする方々と協力していろいろ方法を模索していましたが、
その具体的な道筋はまだ自分の視野に入ってはきませんでした。

そんな時、今年発足された「保津川開削400年実行委員会」において
この「世界遺産」の話が議題に上がったのです。

「保津川を世界遺産へ」という同じ思いをもった方々からの提案でした。

一部には「荒唐無稽」「現実的ではない」との意見も出ましたが、
「保津川峡谷の景観では登録は無理だが、筏を含め京都の産業を支えた
水運事業史としてなら京都の天竜寺など世界文化遺産との関係での
追加登録という方法がある」というユネスコ関係の学識者の見解が
紹介されたことで、出席した殆どの委員が賛成して下さったのです。

そして来年以降、登録へ向けての研究会を発足し、講座や
河川美化活動を通じてPR活動を実施し、本格的な具体的計画
練っていく運びとなりました。

最初は雲を掴む様な非現実的論といわれた「保津川世界遺産登録」

それに、今、これだけ多くの人が同じ思いを持って活動して頂き、
協力して実現に向け動き出した事実、これは本当に凄い事だと
改めて感じています。

今後の課題としては亀岡市だけではなく京都府、京都市との協力体制の
構築や保津川を含む桂川流域の地域との連携つくりが不可欠で重要で
あると考えます。

近く発足される研究会ではこの点を踏まえ、大きな視野での
事業展開を強く希望するものです。

世界遺産登録が実現するのか?またそれはいつになるか?

それは今の段階では判断できませんが、登録されるその日が来るまで
私達船頭はしっかり‘保津川下り’を守っていこうと思います。

そして、この保津川水運が未来永劫、世界の財産と言われる日が
来ることを信じて。

花で演出、保津川の流れを大阪へ!庭園出展中!

2006-05-13 19:55:46 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
今、大阪城公園周辺を舞台に開催されている
第23回全国都市緑化おおさかフェア
「花・彩・祭おおさか2006」の会場に
「保津川の流れ」をモチーフにした庭園が登場しました!

この庭園は、今年の保津川開削400年を記念して出展されたもので、
市民でつくる「亀岡花と緑の会」が中心となる組織、
「オープンガーデンかめおか実行委員会」が製作されました。

庭園には色とりどりの花と緑の草で保津川の流れをつくり、
その流れの上に保津川下りの船に見立てた小船を浮かべる
というユニークな花壇スタイルで「保津川下りのまち・亀岡」
を強烈にアピールしています。

開催日は5月28日までなので、是非、大阪城公園までお越しください。

「花・彩・祭おおさか2006」は、
‘ひとが動く、まちがかわる~花と緑の晴れ舞台、大阪城を起点として~
をキャッチフレーズに、大阪住民だけでなく、大阪に関わるすべての人々、
が主役となって、まちを舞台に多彩な緑化活動を繰り広げ、
花と緑・光と水の美しい大阪をアピールし、多くの人が集い、
賑わう祭典を目指すビックプロジェクトなのです。

400年以上前の昔、保津川を流した木材で築城された大阪城。
その大阪城で、今「保津川開削400年」をイメージした
庭園を出展させていただくことに、深い因縁を感じずにいられません。

天下人・太閤さんの夢のあと、大坂城で今度は私達の‘夢’が動き出します。


エリザベス女王からの返事が届きました!

2006-05-12 22:01:46 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
保津川下りの地元・保津小学校では、保津川開削400年を記念して、
「英国・エリザベス女王」を保津川下りに招待しようとビデオレターを製作、
昨年12月に英国に送付したところ、この度、英国王室から直に返事が届きました。

その返事の手紙には、な、なんと!
「来年、王室の一員が日本に行く可能性があるので、
もう一度年末に手紙がほしい」と書かれてあったというのです!

この手紙は英国王室の「調整・研究部」の担当官名で送られてきたもので、
内容の中に「女王陛下はビデオを興味深く受け取られた」とも記されてあり
小学生の熱い思いが、英国のエリザベス女王に届いたのです!

これは凄い!!ことです!  

この手紙が直に英国王室から届けられたことで、来年以降に
エリザベス女王やロイヤルファミリーが保津川下りをされる可能性が
高まり、俄然、現実味を帯びてきたということを意味します。

保津川下りと英国王室のとの関係は、大正11年にまでさかのぼります。

当時、日英同盟の締結により、英国と日本間が親密になり
大正11年、英国王室から若きプリンス・ウェールズ皇太子を
日本に初めてお迎えしました。

その時に京都にも立ち寄られ、私達の「保津川下り」を楽しまれました。

そして、英国王室は、今の保津川遊船が大手資本から
独立するのに、深くかかわったというエピソードもあるのです。

昭和44年当時、保津川下りはある関西系の大手鉄道資本の関連会社で
あったが、船頭の賃金や労働条件の相違から長期のストライキに入っていました。
会社側との最後の団体交渉に決裂した船頭側は、自らの技術をよりどころに
自主運航に踏み切ることになったのです。

その微妙な時期に、英国のアレキサンダー王女が来日され
「是非、この機会に保津川下りをしたい!」という名指しでの
申し入れが、宮内庁から京都府を通じて、会社側に伝えられました。

会社側は「今、スト中なので、万が一の場合社会的責任は負えない」という
理由で王女の来訪を断られました。
しかし、京都府はこの会社側内部の都合での返答を認めず、運航するのか、
しないのかの是非を明確に問うかたちで会社側に迫りました。

本来、労働争議中に国賓クラスの訪問などありえない話なのですが、
この府の強硬な態度の裏には王女の強い希望があったといいます。
大正11年に保津川下りをされた英国皇太子の孫にあたる王女は、
その祖父から「日本の保津川下りはとても楽しかった~」
といつも聞かされていたというのです。

京都府としても万全の受け入れ態勢を整える必要があり、
会社側に営業再開の是非の選択を強く迫ったというのです。

この英国ならび国、府の圧力に屈するかたちで会社側は
「営業廃止」という方の判断を下しました。これは事実上
会社側の遊船事業撤退を意味し、今の保津川遊船企業組合
の基礎となる‘自主運航’が行われる流れをつくったのです。

その後、自主運航を後ろ押しするかたちで、昭和45年に
マーガレット王女と夫のスーザン卿も保津川下りを訪れられ、
企業組合の知名度も高まり、運営も軌道に乗り始めたと聞いております。

このようにみると、英国王室の訪問が結果的には、今の保津川遊船を
つくったともいえなくなもなく、大功労者なのかも知れないという
かなり因縁深い関係なのです。

この英国王室の方々を是非、保津川開削400年の記念の年に
招待し、新世紀保津川の門出を祝っていただければこんな素晴らしい
ことはない! そんな思いを保津小学校の生徒達がビデオレターという
かたちで行動を起こしてくれ、そしてその思いが女王陛下の目に止まり、
丁重なお返事までいただいた。

「僅かな可能性に賭けた子供達の思い、夢が英国女王の心を動かせた」

これだけでも本当に快挙です!

改めて自分たちが従事している保津川下りの知名度また角倉了以翁の偉大さを
再認識し、ますます気を引き締めて仕事にかからねばと意を強くするところです。

「英国王室を保津川下りへ」 今後も皆様のご声援よろしくお願いします。

*写真は大正11年の英国皇太子をお迎えした時のものです。




保津川下りの新キャラクター誕生?「了以ちゃま」

2006-03-23 00:23:53 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
保津川下りの新キャラクターが誕生?

保津川下りの歴史&自然環境展示パネルをご覧になられた方なら
一際目を引く可愛いイラストでパネルの展示内容を説明している
人物こそ・・・保津川開削の父・角倉了以こと「了以ちゃま」です。

ご覧になっているお客様から「かわいい~」と只今、人気上昇中なのです!


とかく、堅苦しくなりがちな展示パネルを、子供でも
興味を持って見てもらえる工夫は出来ないかと
展示制作の担当者たちがキャラクターつくりを企画、
京都学園大学の青山祥子さんに依頼して誕生したのが
この「了以ちゃま」なのです。

角倉了以の像からイメージして誕生した「了以ちゃま」は
豪商、開削者としての厳しい表情とは異なり、可愛いキャラクター
で登場、カイ君となカジちゃんという子供キャラクターと
一緒に展示パネルを明るく盛り上げています。

でも、この「了以ちゃま」可愛いだけではありません!
時には自らが船頭として船を操り、みんなを激流スポット
まで案内して行きます!
険しい渓谷に水運を開いた、本来の勇ましさも
しっかり感じことができる「了以ちゃま」なのです。

この400年記念の事業の中で誕生した「了以ちゃま」

保津川下りの新しいイメージキャラクターとして定着させ、
将来はグッズの制作やパンフレットキャラクターとして
育てていきたいと思います。

みなさんもこの「了以ちゃま」の応援よろしくお願いしますね!

*女の子の名前は「なみちゃん」ではなく「カジちゃん」でした。
 訂正させていただきます。

保津川400年展示会場へようこそ!

2006-03-21 20:44:48 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
私達、保津川遊船企業組合では400年記念事業として
遊船乗船場待合室内に、保津川の「歴史と自然環境」を
紹介するパネル展示会場を開催しています。

この展示会場は保津川下り400年委員会が記念事業の
一つとして企画制作したもので、川の水運の歴史や
峡谷景観の移り変わり、川の生き物などをパネルで
詳しく紹介し、観光客や地元の皆様に「保津川」の
魅力を伝えていこうという展示会場です。

委員会では資料収集や展示構成について昨年度の
夏ごろから協議や準備に掛かり、この3月に
全てメンバーの手作りで完成させたものです。

パネルは「保津川今昔物語」と題して、高さ2m、幅3.6m
の規模で、亀岡の乗船場から嵐山までの川下り航路16キロの
16箇所をダイオードで点灯させ、昔と今を比較した写真で
峡谷風景の移り変わりを対比したり、説明文をつけ紹介する
という本格的な展示パネルです。

昔と同じアングルで今の写真を撮る為に、ゴムボートで川を
下ったり、険しい谷間を歩いて撮影したという苦労もありました。

昔の写真では、舟を綱で引き揚げていた当時の写真や、
今、トロッコ列車が走っている旧山陰本線の鉄橋が
架けられる前の峡谷の風景の写真や蒸気機関車が
走っている風景写真なども展示されており、400年の
歴史を実感できる見応え、読み応えのある展示会場に仕上がってます。


歴史展示パネルの横には保津川に生息する川魚の写真も
展示しており、保津川の夏の名物「鮎」や日本でも珍しい
「アユモドキ」の写真が展示されています。
また、その下にはすっぽんやメダカなども水槽に
入れて育てており、保津川を身近に感じてもらえる
工夫もされています。

19日には、京都府南丹広域振興局主催の「かつらかわ・水探求」
という府民対象の勉強会の皆様約30名が「保津川展示パネル」を
見学に来られ、委員会展示担当の豊田覚司歴史部長が説明を
行い、保津川の魅力に触れていただきました。

今まで『保津川下り』といえば雄大な自然景観や四季の移ろい、
スリルのある爽快感、400年受け継がれた船頭の匠の技が
魅力として上げられていましたが、ここで1000年もの
間、京都を支えた貴重な水運であったという歴史的な要素を
加える事で、更に質の高い川下りの魅力を再構築する
ことが出来るのではないかと期待しております。

船に乗船予定がなく、展示会場だけの見学も大歓迎です!
是非、この機会に「保津川下り歴史&自然展示会場」へお越しください。

展示会場はこの秋まで開催します。
入場は無料。




保津川下り400年の夜明け!開幕イベント・最終章

2006-03-17 00:54:39 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
雨で出演を断念された東輝中学校・吹奏楽部の
穴埋めは、司会の坂上さんやはかせさんの機転を
利かしたアイデアのお蔭で会場をしらけさせずにすみました。

そして従来のプログラム通りの進行で昼の部を再開です!

トップバッターは「ゴスペル」です!

今回歌っていただくのは地元亀岡の女性で作るゴスペルサークル
「JOIN・JOY(ジョイン・ジョイ」さん。

亀岡でゴスペルをうたうことが好きで集まった女性達が、
名前の通り「みんなで楽しく歌う」ことを合言葉に精力的な活動を
されているグループです。
今回のイベントでは、サークルを指導されているプロアーチスト
「キブンヘブン」のボーカル弘元麻子(ひろもとあさこ)先生が
他に指導されている2つのグループの亀岡の「AGUAS!」
京都市内「ブレス」のメンバーも参加、「OH! HAPPY DAY」
や「AMAZING GRACE」など5曲を総勢40名による
パワフルな歌声で保津川河畔に響かせてくださいました。

会場の観客の皆さんも、一緒に歌われるなど、
ボルテージが上がってきている手応えを感じます。

さすがに神に捧げる歌「ゴスペルソング」です!
天使の歌声に、天の神様も雨を降らす手を休めて
聴き惚れておられたのか、すっかり止んでしまいました。

続いて「南京玉すだれ」の登場です。

「玉すだれ」さんを指導するのは昭和天皇の前でも演じられた
斯界の第一人者・天竺たかし先生の指導を受けられているグループ。
雨が降ると玉すだれの竹細工が動かなくなるから、出演が
危ぶまれましたが、引き続き天気がもっていたので決行に!
楽しい音楽で華やかに模った竹細工のマジックはまさに芸術品です。
会場からも大きな拍手がおこっていました。

そして真打!東映京都スタジオの役者さんによる「時代劇」です!

トラック後ろではすでに衣装もバッチリ決めてスタンバイです!
保津川下りが始まった400年前。時代は江戸時代。
当時はこのようなちょんまげをしたお侍さんが日本を治めていたのです。
その時代から保津川の舟は今と変わらないスタイルで流れていた。
そのイメージをビジュアル的に感じて貰おうと「時代劇」を用意しました。

このショーは東映太秦映画村で人気のショーです。
出演されたのは、左から幾多のレギャラー番組を持つ山根誠司さんと
ご存知ナイチンこと内藤和也さん、沖田総司を演じたら太秦では
右に出るものはいないと評判の美形役者・岩須透さん、いつも
名司会で会場を盛り上げるO習院大出身の異色俳優松本英之さんの4名。

さすがに見事な剣さばきです。速さはもちろんのこと‘見せる’
という要素をしっかり押さえた殺陣はさすが日本映画の名門
東映京都の役者さんです。今、ハリウッドも注目する
日本時代劇を守ってきた東映伝統の殺陣さばきは彼らにも
受け継がれていると確信し、一ファンとしても嬉しい限りです。


最後は会場のお客さんをステージに上げてのチャンバラ教室です。
小さな子供さんから女性の方まで4名がプロのチャンバラを体験されました。
皆さん、俳優顔負けの芸達者な方ばかりで、会場は大いに盛り上がりました。
まさにこの時がMAXの盛り上がりだったのではないでしょうか。

最高潮に盛り上がったところでこの日最後のトリを飾るのは
よさこいダンスユニット「亀へん」さんです!

今年で結成2年目のよさこい連「亀へん」は、社会人と学生からなる
老?若男女、個性派勢揃いチームです。しかし、「心は一つ」!
パワー溢れる「演舞と笑顔」そして「元気」はどこにも負けない
と自負するピカイチのよさこいダンスチームです。

なんと彼は忙しい日常の合間を縫って、週2回は必ず練習している
そうで「下手でも亀(かめ)へん、笑舞(しょうぶ)したらんかい!」
をモットーに展開する演舞曲「大噴火」はアルコールが
入ってなくったってテンション120%!
汗もガンガン飛ばしながら観る人に笑顔と元気と感動を
届けている人気グループなのです。

最後の曲では我が保津川下りの船頭も一緒に参加して大演舞へ!
新世紀保津川下りのスタートを若い力で「大噴火!」

高いテンションを維持したまま「400年記念・春の開幕」は
無事終了する事ができました。

一時は雨で開催も危ぶまれた400年記念ではありましたが、
多くの人の力を結集していただいたお蔭で最後まで諦めずに
進めていくことができました。

実は私はっちんは委員長の身でありながら、イベント3日前から
インフルエンザに掛かり、40度近い熱で倒れてしまいました。
一番大事な時に委員長不在で周りの関係者には多大なる迷惑を
掛けたこと、自らの不徳の致すところと猛省する次第です。

改めてご協力いただいた皆様に感謝いたいます。

イベントは今回をもって終了いたしますが、保津川下りの
新たな時代の幕は今、ここから上がったと思っております。

今後とも温かいご指導ご協力をよろしくお願い申し上げます。



保津川下り400年の夜明け!開幕イベントパート3!

2006-03-16 20:21:14 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
11時過ぎの飾り舟と来賓&マスコミ船が出航すると
12時からの昼の部再開までイベント会場はお休みです。

でも、ここで問題が起っておりました。

昼の部の再開を飾っていただく予定だった亀岡市立東輝中学の
吹奏楽の皆さんが雨の為、出演できないという事態が発生。
午前中に顧問の先生と生徒さんが態々会場までお断わりの
挨拶にお越し下さいました。

そうなると、昼からの部の吹奏楽の時間40分に穴が空きます。

それまでステージを空けておくと、会場のお客さんの間が持たず、
帰ってしまわれたり、席を立ち、ステージが再開した時に
観客が誰もいないという最悪の事態が容易に予想できます。

この事態を打開する為、私と司会の坂上さんと相談の上、
公開ラジオの様な形式で、二人のトークショーを
しようということに話がまとまりました。
坂上さんは京都FM局のラジオカフェでも番組を持っている人です。
約1時間、DJとして会場のお客さんを飽きさせない手腕を
発揮してくれると確信の上にたった決断でもありました。
早速遊船本部に演目の変更をお願いし、了承を得ました。

時間はたっぷりあります。
400年企画の裏話やトリビアの泉バリの船頭だけが
知っている川下りの「ヘェー」な話などをしようと
瞬時に頭の中で構想を練りました。

と、その前に会場で頑張っている屋台やフリマ、手作り市の
紹介をしようと亀岡市民新聞の記者・竹内さんの提案もあり
それぞれのお店の代表者の方々にステージに上がってもらい
アピールしていただきました。
地元特産の野菜や亀岡産・丹波大納言で作った「すいとちゃん焼き」
など、皆さんの精力的な宣伝もあり、会場にも人が集まり出しました。

誤算といえば、アピールしていただくメンバーが
あまりにも多く出てこられたので、宣伝に掛ける時間が
予定より押して、はっちんと坂上さんのトークショーは
幻となったことです。

こうしている間にお天気が持ち直し、雨が止んできました。

「よし!今からだ!」

いよいよ出演者が登場して頂く時間です。

天が少し私達に味方をしてくれた様です。

保津川下り400年の夜明け!開幕イベントパート2

2006-03-15 17:57:37 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
小雨の中、スタートした「保津川下り400年・春の開幕」

8時20分から愛宕神社・神主さんによる
川初めの儀式が遊船乗船場川岸で行われ、
保津川の400年目のお礼とこれからの
保津川運航の安全を‘川の神様’に祈願しました。

この儀式が終了すると「400年記念式典」に移ります。

儀式が行われていた川岸から、来賓の方や関係者、スタッフ
がイベント会場の方へ続々と移って来られました。

いよいよ、イベント会場のスタートです!

先ずはお約束の「400年記念式典」が行われます。

我が保津川遊船企業組合の理事長の挨拶の後、亀岡市長、
京都府振興局長など公人の方々の祝いお言葉を頂戴し、
保津川の生みの親・角倉了以の子孫で作られている
「角倉同族会」の幹事さんが挨拶を兼ねて了以の
紹介をされました。

そして「400年目始まりの鏡割り」です。
来賓の方々、遊船のハンテンを着ていただいて鏡割り。
歴史の重みと地元に愛される川下りを目指さねば・・と
決意も新たに!

ステージの上には地元保津小学生とオヤジの会のジョイントに
よる和太鼓の威勢のいいバチの調べが鳴り響きました。

400年の幕開けは400年もの長きに渡り「保津川下り」を
守り通して下さった地元保津の住民の手によって開いて
欲しかったのです。

その後は保津川開削の苦労話を描いた本「保津の夜明け」を
元に作成された「大型紙芝居」です。

この大型紙芝居を演じられるのは亀岡の女性で組織する「子供の本研究会」
発足から24年を歴史を数える同研究会は創作民話集づくりや
紙芝居を通じ、郷土の物語を児童に読み聞かせことを主旨に結成。
その活動は高く評価され、平成17年2月亀岡市生涯学習奨励賞、
4月には文部科学賞大臣賞表彰を受賞するなど、郷土の歴史と文化を
語り継ぐパイオニアとして活躍されているのグループです。

400年前の保津川でどのような思惑で、どのように
事業が計画されたのか?また、その華やかな歴史的偉業の
裏に隠された人間模様や悲劇を優しい語りと綺麗な絵で
詳しく紹介して頂きました。

「保津川開削」「400年の歴史」「角倉了以」
というこの事業のキーワードが、観光にお越しいただいた
方々にもわかるようにと企画し、出演していただいた紙芝居。

思っていた以上に好評で「保津川開削の歴史がよくわかる紙芝居だった」
という感想をたくさんいただきました。

この紙芝居が終了すると来賓や報道関係。関係業者の皆さんを
乗せた船が出航します。

今年は一番船に400年前の風景を復活させた
「荷物船」が角倉了以を乗せて京都嵐山を目指すという
企画もあり、翌日の新聞紙面を飾るインパクトのある
演出となりました。

こうして小雨降る中ですが、前半のセレモニーは
全て無事に終了する事ができました。

さあ、昼の部はどうなる事やら~