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宇宙の秩序に調和しながらの煩悩達成日記

自己実現。そうです、願望実現を通して、自己をさらに深く知ってみようという実験の日記ざます!

ラマナ・マハリシ大師のアシュラム

2016-12-15 10:13:57 | 瞑想にまつわる能書き
さて、ティルバーナマライ観光名所には有名なヒンドウ―寺院とラマナ・マハリシのアシュラムがある。
私の滞在したホテルは人気ホテルらしく(トリップアドバイザーでも堂々の第一位!)予約の際、1日だけ
満室なので、連続して予約できなかったんである。
まあ、行ってみりゃキャンセル出るとか、どうにかなるだろうとテキトーに考え、他を予約しなかったのだ。

結局、満室で空室が無いつうんで、1泊だけ他に宿泊することにした。
高級リゾートの1泊が7,000ルピー、1泊のゲストハウスは500ルピー! どうよ、この差!
500ルピーでも、個室にバストイレあるし、風通しは良いしで、悪くない。

このゲストハウス、レインボーゲストハウス、つう名だったのでゲイ専用かと思ったら(笑)
素朴なインド人家族経営。レインボーがゲイを意味するなんて、これっぽっちも知らなそうですた。



高級ホテルも快適で結構。私は大好きでございます。
安宿も、清潔であればOK。安宿の良さは、他の宿泊客がフレンドリーで、すぐ話し相手になる、とこだ。
高級ホテルの客は欧米人が多いせいもあって、せいぜい挨拶程度で会話する事なんてない。

この1泊だけの安宿宿泊で、私は一人旅のおばさんと知り合いになった。
おばさんはインド人風、つうかインド人だけど、マレーシア生まれで豪州に移民して40年、だそうで。
マレーシアのインド人はタミル人が多い。おばさんによると、大英帝国植民地時代、タミル人は肉体労働者
としてマレーシアに連れていかれ、北インド人は事務屋として連れていかれたんだそう。
おばさんは色も白くて北インドのオリジンだそう。


安宿は、眺めがよくで、なかなかでした。




マレーシアのインド系ならだれでもタミル語が話せます、とおばさんは言い切っていた。
後でチコ母に聞いたら、「それは環境によるでしょー。私の周りにインド系いなかったし、私はタミル語は
1から5までの数字しか知らないよ。」そうか、そういうもんね。

このおばさんは、豪州では高価で入手困難ということで、インド綿をいっぱい購入していた。で、テーラー
(仕立て屋)を見つけて、2日で縫い上げてもらうんだって。
テーラーも安宿から徒歩圏にあった。タミル語話せるおばさんは、全くもって困っていなかった。

おばさんの御主人は引退した医者。足腰が丈夫でないので、マレーシアに里帰りすると、御主人をおいて
おばさんがインド一人旅をしてるんだそう。
マレーシアからインド近いしね。
おばさんが過去訪問したいろんなアシュラムの感想なんかも聞いた。とても興味深かった。
おばさんは豪州パスポート持って、豪州住まいだけど、なんちゅうか、インド人なのである。
アシュラムの人たちや商売人たちは、おばさんをインド人として取り扱うのである。
おばさんはヒンディー語も話せるので、インド全域を網羅できるのである。


暇つぶしに、ネットで検索してインド占星術の占い師に会った。インドはホロスコープで結婚相手を
決めるので、占い師という職業は当たり前である。しかし、私の場合、英語話せる占い師でないと困るので
見つけた占い師は、ちょっと離れた場所にお住まいだった。


占い師の住む街。



占い師の家から眺めるアルナチャラ山



占い師は自宅の屋上で開業していた。引退した公務員だとか。



まあ、占いは目新しいものはなかったが、運勢UPのため、さらに南下し、ケララ州の堺にある寺院に行って
祈祷するといい、と言われたのだ。
ホテルに戻って調べると、その寺院はティルバーナマライから車で4時間。つうことは往復8時間。。。。
祈祷は日曜の午後4時開始だそうで。
金額よか、時間がねー。車で往復8時間って。。

そんな話をおばさんにした。
おばさんは、どこで祈祷しようが同じ。要は気持ちだよ。マハリシのアシュラムに寄付しても同じ。

そーかー。
インド人がそういうなら、そういうものなのかも。
んじゃ、寄付しちゃいましょう。


マハリシアシュラムの玄関の大木。




小奇麗なアシュラム。


瞑想ホールに座って瞑想しようと試みた。
が、普段から瞑想しないんで、急にニルバナに行けるはずもなく(笑)


ちょうど昼食時で、アシュラムの前庭で「お食事の施し」が展開されていた。これ、誰にでも施すので
ございます。



物乞い風の人、近所の人、いろんな人が行列してました。



食事は3種類のごはん(南インドの主食でござんす)に、野菜のカレー、パパッド(揚げせんべいみたいなもの)、
果物(この日はバナナ)にお菓子までついていた。フルコースでした。




聞けば、毎日、365日、400人分の食事を要しして施してるんだって。
私は大金を寄付したので(爆)このような施しのお役に立てたら嬉しいと思った。




見た事も無いような巨大なべ。



もちろん、配膳する人もボランティア。



並んでる人は普通の人々。乞食、ではありません(笑)



タッパー持ってくる常連もいた。




いやー、凄いなあ。




中東ではラマダンの期間限定で、モスクでイフタールという、日々の断食後の食事が無料配布されているが、
男性限定(たぶん、そうではないのだろうが、女性がいるのを見たことが無い)だし、このインドみたいな
「誰でもどうぞ!」感は全くないのだ。

マハリシのアシュラムも無料。3泊までらしいが、3食出るそうだ。私は事前に1泊申し込んでいたのだが、
テキトーに予約していたため、高級リゾートの満室の日とずれていた(笑)
アシュラムに出向いてキャンセル。
このアシュラムは、取り立ててプログラムもなく、お金儲け主義のにおいも全くしなかった。
本屋があったので、本を購入したが、驚くほど安かった。

マハリシ大師の軌跡を読むと、16才でティルバーナマライにやってきて、有名なヒンドゥー寺院で瞑想後、
アルチャナラ山の洞窟に籠っていたそうだ。
生涯お金を持つ事もなかったそうだ。
そして、世界から人が集まるようになっても、マハリシ大師は、一歩も街から出なかったそうだ。
なかなかに深い人である。



せかっく購入したマハリシ本。
ちょこっと開いてみて、すぐ断念(笑)

今はそういう気分じゃないみたいっす、大師様。





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