昨日の夜は今まで行ってきた治療の流れや自分の考え方などに思いを巡らせていました。
気づいたのは、抗癌剤治療という辛い治療へのアレルギー反応として
治療以外の事でも自分を守ろうというする姿勢が強くなりすぎているという事でした。
抗癌剤治療にしたって、私を傷つけようとして行われた治療ではありません。
良かれと思っての治療だったけれど、予想以上に副作用が強かったということだけなんです。
そして、その副作用や体のコンディション、自分にとって一番大切な事を
きちんと医療者にも伝えなければ。
医師からも、抗癌剤中止したい旨のメールを出したところ
お返事を頂き、11/27のCT検査時に家族も同席して
きちんと今後の治療について話し合いましょうということになりました。
みんなが私を応援してくれている!
だけど、医療者とは言葉が違うから(検査の結果やQOL調査票に私が書き込んだことを指標として彼らは評価する)
すんなりと分かり合えないかもしれないけれど、できるだけで構えないでいきたいものです。
彼らも私を楽にしようと努力してくれているのです。
今、私は自分を元気にする治療として免疫療法を考えています。
これは登場した頃は大分怪しい療法として、大学病院の医療関係者には歓迎されなかったけれど
最近は抗癌剤治療で下がった免疫をアップする方法として認められてきています。
他に鍼灸で抗癌剤の不快感をとるというのも効果があるみたい。
『がんの代替療法』有効性と安全性がわかる本
http://www.amazon.co.jp/がんの代替療法―有効性と安全性がわかる本-ハーバード大学の研究グループによる最新報告-ウェンディ-ウェイガー/dp/487954518X/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1258684947&sr=8-1
を読みました。
平成16年に出ている本ですから、ちょっと古いですけれど
代替療法の効果について論文などの根拠をきちんと載せています。
肺がん患者にとっては
健康体重の維持
運動の増加
野菜と果物の摂取量を増やす
ことは
がん生存者において、おそらく確実に有効性があるか、又は有効な可能性がある。
になっています。
食物繊維についてはがん生存者における有効性と害について結論するだけの、十分な科学的根拠がない。
となっています。大腸がんの方には有効らしいのですが。。
な~んだ
平凡な結論ですが
自分が体に良さそうと思ってやっていることでいいんだと分かりました。
抗癌剤治療のことですが
自分なりにちょっと考えてみました。
自分の性格をよくしようと考えたりすることがありますよね。
欠点を直そうとやっきになると、長所も失ってしまうことがあります。
抗癌剤治療もこれに似ているところがあるんじゃないかと。
がんという欠点をなくそうと必死になる余りに
生命力という人間にとって一番大切なものを失うということです。
だから、さじ加減が大切なんじゃないかって。
免疫療法は欠点を直そうとするものではなくて
自分の良いところを伸ばそうとする治療。
それによってQOL(生活の質)が保てて延命も可能になるようです。
こうして色々考えなおしてみると
私をサポートをしようと、多くの友人が家族が医療者が力を貸してくれていることに
改めて気づきました。本当にありがとうございます
胃腸の調子が悪いことが多いのですけれど
半分はこうした気持ちの持ちよう。
おかげさまで少し楽になりました。
治療だけじゃなくて気持ちの薬も大切にして生活していきたいものです。