ユリイカ - deep breathing

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退院しました☆

2009-11-13 10:57:08 | 肺がん
昨日の夕方、退院しました。

2クール目の抗癌剤治療(アリムタ+シスプラチン)は
前回よりもうまくコントロールできたのですが。。
今回初投与のゾメタ(骨転移から発生する色々な問題を解決する薬
http://www.gsic.jp/medicine/mc_01/zometa/index.html)

でひどい目に遭いました。高熱です。
土曜日に点滴したのですが、その晩から体の様子が変で
朝から38.7℃の熱が一日半続きました。
解熱剤を飲んでも下がりません。
ロキソニンなどしっかり効く解熱剤は腎臓に負担がかかって飲めないので
カロナールというお薬を飲み続けました。

一日に飲めるMAXの量を飲んでようやく7度台へ。
1~2日で下がる熱と言われましたが結局4日間は出ていました。
吐き気で食事や水分が充分に摂れない状態でこの高熱はとても苦しかったです。

次回の抗癌剤点滴の入院の予定は12/1頃
その前に外来で11/27に造影剤入りのCTを撮り、腎臓への負担などを考えながら
抗癌剤治療を決めていくことになります。

私は肺癌から癌性胸膜炎になり腰への転移もわかった為
IA期の早期癌から一気にIV期の末期癌になりました。

癌性胸膜炎は一般的には治療をしても長くて一年弱の余命とされています。
もちろん、個人差はあってもっと長く生きている方もいらっしゃいます。
今のところ腫瘍マーカーの数字も下がってきて(CEA 49.8→33 正常値は3以下)
抗癌剤治療は今のところ成功していると思います。
しかしこのQOLの低い治療にはちょっと疑問が出て来てしまいました。

必死に我慢してもそれほど長く生きられないないのなら
もっと気分のいい生活をした~い!
髪の毛がもずくのように抜けるのはやっぱり嫌~!

家に帰ってきてから気分が優れないながらも食事はかなり普通に摂れるようになりました。
でも病院で着ていた寝間着や服には病院の匂いがしみついていて見るのも嫌で
全部捨ててしまいたい衝動にかられます。

自分でも今まで我慢していたものの何かがキレたような感じがしています。
ちょっと気分が落ち着いてから今後の治療について考えた方が良さそう。。





ところで、昨日、天皇陛下即位20周年記念の式典の
EXILEのパフォーマンスを見て感動してしまいました
彼らについては名前を知っているだけですが。。

「そうだよね。太陽の匂いがして緑のしたたる香りの中で深呼吸したいよ~」って。
厳粛な中にも人々の満ち足りた表情を見ながら感動したところから
自然に涙が出てしまったのですが、その勢いで
「もうこんな治療はやだ~」って違う涙もぽろぽろ出てしまいました。
でもお陰で少しすっきりしたかな。