先日、高校時代の友人が訪ねてきてくれて、
とても心地よかったのです。
なぜなら、彼女は私をただ見守ってくれたから。
ここ二ヶ月ほど、今までの体調とは違い、
痛み止めの副作用で、ベッドから体を起こした時にかなり目眩を起こします。
2分ぐらいはそれが収まるまで時間がかかります。
だから、細々とした動きはできなくて、寝たまま、家族に「あれを取って、これを取って」と頼むことになります。
歩き始めてもフラフラ体が揺れます。転ばないようにするのが精一杯。
手も震えます。外出も一切できません。要介護3が出たので、車いすが借りられるかな。
それまでの私を見て知っている人はもう少し、いろんな事ができると思っていて、
私の能力を実際以上に高くかってくれているところがあります。
アーティストだから、写真を撮ったり、文章を書いたり、本を作ったりしたけれど、
今は視力もグンと落ちたし、
「紙ベースで絵はがき作ってちょうだい(欲しい)」とか、そういうことを言われると
とても辛いです。できる時もあるかもしれないけれど、
言うんだったら、あなたが手伝ってよと思うんです。
ただ、私がやることを見守って欲しいというのが今の気持ちです。
病人ってそういうものなんですよ。
本当に、静かにただじっと見守ってくれることがどんなに有難いことか・・・痛いほどわかるように思います。(わかります、と言ったらとても傲慢に思えるので、言葉づかいがとても難しいのですが、ごめんなさい。)
そう、病人ってそういうものです。本当に・・・。