ユリイカ - deep breathing

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もう一つのブログ

2012-07-01 17:22:25 | アート

こちらで日曜日を除いて、毎日書いています。

5年間の闘病中に撮りためた写真に文章を添えて。

病気を背負った自分とは違う気持ちで書いています。

集中的に書くのは体力的に7月末までですので、

どうぞ応援、よろしくお願いします。

見て下さっていると頑張れます。

 

物語になっているので、

コメントは書きづらい内容の時があると思いますので、

さくっとした感想はこちらでも、いいですよ ^^

その際は、勝手を言いますが、こちらでブログ名を連発してしまうと

検索した時に、私が闘病中であることが、分かってしまうので、

「あちらのブログ」というような書き方でお願いします。

何年も厄介な病気と付き合っていると、別の世界を持つ事が

心のバランスを保つのに大切なので、

事情を分かって下さると嬉しいです。

 

 


小さな写真の本、できました!

2010-01-13 21:33:21 | アート


小さな写真の本が出来上がりました。

photoback

photobackという文字をクリックしてね。

紙にプリントされるとモニターの色より落ち着いた色みに仕上がりました。

ところで、このphotobackというシステムは買ってねというシステムではなくて
写真の本、あなたも作ってねという風にできています。
だから、上のURLからこの本を購入することはできないんです。

どうしても欲しいという奇特な方は (だってA5版24ページで2940円もするんだもん)
メールで直接私にお問い合わせくださいね。
折り返し、購入の為のご招待メールをお送りさせて頂きます。

そして買って頂けるのは嬉しいですが、私に印税が入る訳ではないので(笑)
モニターで楽しんで頂ければ充分でございますよ~

あ、でもお気に入りに入れてくれると嬉しいなあ。
ログインしないといけませんが、無料ですからご心配なく。

編集作業はやり方がわかってくると楽しかったです。
写真を選ぶのは割と簡単でしたが
言葉は難しかったです。。

今は家族のお正月の写真集を編集中。
それがすんだら
2作目の作品集を編集しまーす。


明日にでも、本の写真をアップしますね。

追加 1/15 写真アップしました!

初めてのオペラ「ばらの騎士」

2007-09-09 19:48:25 | アート
昨日は初めてオペラを観に行きました。リヒャルト・シュトラウス作曲の「ばらの騎士」です。半年前に予約して、一時は行けるか不安でしたが、天気も体調もよく楽しんできました。それにしても長いです。2時から6時半まで途中二回30分休憩が入りました。ちょっとウトウトしてしまったところもありましたが、やはり生の舞台ってオーラが違いますね。

演出がかなり現代的で、セットは白を基調にして簡素な舞台。最近のコンテンポラリーダンスの演出の影響を受けたもので、とても美しかった。現代的な衣装も時々はいりますが、衣装はクラシカル。そのギャップも面白かったです。そして肝心の歌です。チューリッヒ歌劇場の公演で、レベルが高かった。私はオペラは初めてなので、夫が前に買ってあった1985年の歌姫キリ・テ・カナワの舞台のDVDを前日に観て予習しました。比較もできるし、ストーリーぐらい頭に入れておかないとと思って。でも、オペラって大体ストーリーはしょうもないっていうか。でも、さすがキリ・テ・カナワ。元帥夫人を演じて「娘時代の私はどこへ行ってしまったの~」と、時の流れを憂う歌も、切実で美しく感動的に歌い上げていました。迫力がありました。この舞台は完全にキリ・テ・カナワの舞台。

対して、昨日観た舞台は元帥夫人の愛人の若~い17才のオクタヴィアンが主役でした。チューリッヒ歌劇場の前知識も全くなく行きましたが、歌い始めて、この舞台はオクタヴィアンが主役だと感じました。最後のカーテンコールの順番でやはりそうだと分かりました。

私はやはり仕事柄空間芸術(例えば建築や舞台のセットなど)に最初に目がいってしまうのだけれど、西洋では時間芸術(音楽は典型的なもの)が上位概念です。たぶんそれは止めておけないもので、形があるものよりも抽象的で心に残るからでしょう。どんな舞台もたとえ何回も上演されたとしても一回性のもの。その歌はその時だけのパフォーマンスで全く同じものを体験することはできない。歌い終わった歌手達は競技が終わったオリンピックの選手のように、安堵と興奮の混じった表情で観客に挨拶する。その様子に感動してしまいました。

音の響きとしては今度はイタリアオペラを観てみたいです。

rooms14(2007.2/14-2/16)

2007-02-17 12:03:13 | アート
ファンション合同展示会の「rooms」に昨日行ってきた。以前、コラボレーションしたジュエリーのデザイナーさんから招待状を頂いた。前回、代々木の体育館で開かれたものを見に行ったが結構アート色も強く面白かった。今回は六本木のアカデミーヒルズの40階だったので、天井も低く大分こじんまりしていたが、一部日光が燦々と入る場所もあって、展示商品も人も生き生きして見えた。バイヤーさんに向けた若手又は個人で活動するデザイナーさんの展示会なので、私はいわば見学者でしかない。お店に行くのとは当然空気が違う。でも、商品(見本ですね)自体は普段お店にならんでいるものと違ってすごく「とがっているか」というとそうでもない。前回一年半前に見たroomsの方が迫力あった感じ。外国勢が今回はおとなしかったせいかな。前回は季節も違ったし、外国勢のブースでみた鮮やかな色の帽子などちょっと日本ではお目にかかれない商品が刺激的だった。全体のテーマは「Jungle」だったが、優しいジャングルだったかも。私はファンション関係者ではないし、あくまでしろうとの感想でした。roomsのHPはこちらです。

www.roomsroom.com

季節が春めいてくるにしたがって、色に敏感になってくる。最近白っぽい色よりも、鮮やかな色、ローズピンク、モーヴ、クリムゾン、といった色に惹かれている。ハニーカラーもそうかな。バラの花のカタログを見ていたというのが、大きな理由だと思う。紙の色見本と違って花の色は反射光と透過光の混じった色だと思う。それが様々なデリケートな色を作りだしている。でも、色の科学の本を読んだのだけれど、正直いって余りピンとこない。早く5月になって自分の目で本物の花びらの色を確かめた~い。

国立新美術館を見学してきました

2007-02-04 20:23:21 | アート
2/1に最近六本木に開館した国立新美術館に行ってきた。時間がなかったこともあり、展示というより、黒川紀章氏設計の建築を見に行った。福井市美術館が下敷きになっているそうだが、ウェーブのあるフォームが美しい。だが、黒川氏はフォルマリズムを否定していて、「共生」という言葉をキーワードの一つとして使っている。現在開催されている黒川紀章展(入場無料)で過去の作品の模型を見て、ユニークだと思ったのは1961年頃の「霞ヶ浦計画案」である。水上都市の構想で、非常に未来的だが、上から描いた手書きのエスキスを見ると私には茨城県霞ヶ浦の近辺に広がる蓮田を立体的に再現したように見える。今回の建築で何より特徴的なのが、内部にある巨大な逆円錐形のコンクリートの壁の上に広がるカフェやレストランのスペースである。これだけのボリュームだが、霞ヶ浦計画の蓮の葉のコロニーのミニチュア版のようで、浮いているような感じがする。平日だったがお客さんも多く、この場所でお茶を飲んでみたいと思わせる素敵なパブリックスペースが東京にできたということも嬉しい発見だ。でも、おかしかったのはこの逆円錐型のスペースは高低がついて2つ(3つだったかな?)あるのだが、高いスペース程、料金が高いのである。一番上のレストランはランチが2000円前後、中層階のは飲み物で700円ぐらい、一番下はセルフサービスで350円ぐらい。この辺りのヒエラルキーが六本木らしかった。肝心の展示スペースは全てを見ていないので、はっきり言えないが、「◯◯会展」の展示を沢山するのには適しているだろうなあ、という感じのつくりだった。国立新美術館のHPはこちらです。

http://www.nact.jp/

コスモポリタン

2006-11-22 12:56:25 | アート
ガラスは陶芸と違って、無国籍だなと感じることが多い。それは材料の問題だ。日本で陶芸が盛んなのは、陶芸向きの良質の土があることと、農耕民族ゆえに土と地元意識の結びつきが強いからだろう。一方ガラスの材料は日本ではほとんどまかなえない。材料のみの問題ではなく、設備や材料コストの問題も大きい。山口県の萩と新島にわずかに国産の材料で吹きガラスを作っているところがあるくらいだ。スウェーデンには非常に良質のガラス原料がある。そのおかげで鉛を混ぜないレッドフリーのクリスタルグラスができるのだろう。だから、スウェーデンではガラスは日本における陶芸のような位置にあるのかもしれない。実際、ガラス村(といっても地域は広い)がある。昔、車を借りて回ったが森と湖(あちこちに小さなものがある)の中に大小の工房が点在していて、とてもチャーミングだった。

しかし、ガラスは素材かもしれないが、光の化身でもある。光は世界中あちこちに広がっている。それを拾って人に伝える媒体なのかもしれない。やっぱりガラスはコスモポリタンかな。