百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

【雨ニモマケズ】について(1)/H22.2.28付け当ブログ【産経抄】【雨ニモアテズ】カバー版

2011-08-06 21:05:41 | 日記
 H22.2.28付け当ブログ「百休推奨名言綴り(2)【産経抄】【雨ニモアテズ】」にて、産経新聞一面の石井英夫さんが担当されていました名物コラム「産経抄」で紹介されました 下記詩をご紹介申し上げておりますが、今回は そのご本尊であります【雨ニモマケズ】につきまして 述べさせていただきます。


         雨ニモアテズ(作者不詳)

     雨ニモアテズ風ニモアテズ  雪ニモ夏ノ暑サニモアテズ
     ブヨブヨノ体ニタクサン着コミ  意欲モナク体力モナク
     イツモブツブツ不満ヲイツテイル

     毎日塾ニ追ワレ  テレビニ吸イツイテ遊バズ
     朝カラアクビヲシ  集会ガアレバ貧血ヲ起コシ
     アラユルコトヲ自分ノタメダケ考エテカエリミズ
     作業ハグズグズ注意散漫スグニアキ  ソシテスグ忘レ
     リッパナ家ノ自分ノ部屋ニ閉ジコモツテイテ

     東ニ病人アレバ医者ガ悪イトイイ  西ニツカレタ母アレバ養老院ニ行ケトイイ
     南ニ死ニソウナ人アレバ寿命ダトイイ  北ニケンカヤソシヨウガアレバナガメテカカワラズ
     ヒデリノトキハ冷房ヲツケ  ミンナニ勉強勉強トイワレ
     叱ラレモセズコワイモノモシラズ  コンナ現代ツ子ニダレガシタ


 今から 115年前 現花巻市に生まれ、同 78年前、僅か 37歳で 亡くなられた【宮沢賢治】さんは、氏の 天然・自然との調和を基調とした、時代を越えた 普遍的なとでも評価できる 生き方や考え方に対する共感、および 今回の東日本大震災後の日本にあって、氏の出生地や生活拠点が被災地真っ只中であるということも相俟って、H23.6.10付け産経新聞記事↓に述べられておりますように、ますますその存在感が高まっているようであります。


【宮沢賢治】さんにつきまして 愚生は、直感的に オイラの嗜好と懸け離れたものが感じられるため踏み込めないでいる一方で、何時の日にか 何かあるのではないかとの思いも拭えないことから、氏に関する何冊かの古本を 所有することだけはしているのでありますが、今回 この記事を目にしまして、ついに そのバリアが解き放たれたことを意識することとなったのであります。
                   



 
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