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百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

【不朽の名作【海道東征】が熊本で演奏されます】100q光明覚ゆの記(1)

2014-02-07 15:06:12 | 日記
 恥なんてもの とうの昔に どこかへ置いてきちまった日本人、そのひとつのアウトプットなりや【佐村河内守】さん事件。ヘナヘナと腰の砕ける 情けないことに違いはないのでありますが、バブルのように飛んでっちまい何も無くなってしまった訳でなし、大勢の それもご高名なその道の先生方も高く評価された楽曲そのものは 何ら変わることなく 厳然と存在しているのでありますから、ここは「上手くやられちまったよ、アッハッハッハッハ」と笑って済ませたらどうかと、オイラは思うのであります。

と申しますのも 如何に優れた芸術作品であろうと、デビューとか PRの仕方とか工夫し やったにせよ、日の目を見られず埋もれてしまうことは、ちっとも珍しいことではないでしょうし、むしろそのほうが ほとんど というのが実情でありましょうが、天才的な企画力・演出力・演技力を持っておられる佐村河内さんはです、みんなを取り込まずにはおかない ヒットに欠かせない道具立てを たとえ嘘になろうと設定し、18年間もの長い間、ぬけぬけと 見事に演じきってこられました。

オイラは思います。ヒットさせようとする場合、モノでも楽曲でも まずイチバン肝心なのことは、どんな商品を創るか という企画 ではないだろうかと。で 実際のモノツクリは 言うなれば 職人さんの仕事 と、こういうふうに考えればです、佐村河内さんの こういった面での才能、いや 実行力と言ったほうがいいのかもしれませんが、それはそれはモノスゴイものではないだろうかと。そりゃぁ 人を騙すのは 決して いい事じゃありませんし、やっていたことは 薄汚いことではありますが。

 ところでです 話しは変わりますが、そんな具合で 北京の空のようになっちまった 我がココロをです、サ~っと吹き飛ばしてくれる記事が、昨日の産経新聞『正論』に載ったのであります。【新保裕司】先生のお書きになられた この ↓ 記事が それであります。


早速 当たってみましたら、ありました。熊本の方はいいですねぇ 聴けて。羨ましい限りです。題名通り 東上してもらえないかなぁ と思っていますが、どうなんでしょう。



オイラは ↓ このCD、H15.2.29 『紀尾井ホール』ライブ録音版 を持っているのですが、当該曲中に 罪な観客のクシャミが たいそう気になる音量で入っておりますので、この演奏会の CDが 早く発売されないかなぁと 願っています。
                 

この『海道東征』という交声曲、皆さん ぜひ お聴き下さいませんでしょうか。本当に素晴らしい楽曲なのです。日本人にとって 紛うことなきタカラモノ という楽曲です。切に切にお願いいたします。

補足ですが、『海道東征』という『阪田寛夫』さんの書かれた『川端康成文学賞』受賞小説もございますれば、その断片写真にて、以下 ご紹介させていただきます。
       

                              ↓ 冒頭部分


 < 追伸 >
 ちなみに老生、2月2日 問題となっている作品のコンサートに 出掛けております。7割程度の入りだったこともあり、生まれて初めて「ブラボー!」なる声を 大きく発することができたのであります。ですから、なのになのに・・・と、とても残念な気持ちで いっぱいなのであります、実のところ。なお当日 作曲された方がお見えになられ ご挨拶なさるということでしたが、体調不良でお越しになられず、正直なところ オイラは、「入りが悪いからかなぁ」と思っていました。

 < 追伸 > H26.2/12 記
 本日の産経新聞に紹介されていました。


なお 小説のほうは、この書籍にも 収録されております。ご参考まで。


 

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