実は『檮原町』に来たかったのには もう一つの理由がありました。【宮本常一】さんの名著 岩波文庫『忘れられた日本人』のなかの 最も有名な『土佐源氏』のお話の いわば出生地である当地に降り立ちて、その面影 その風土の カグワイを、一度 わが五感で感じてみたかったのであります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/28/1de132bfd53247bac7170ee6507e9f25.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/97/640856806164ce8895208d1aa55b2f10.jpg)
しかしながら 話しの内容が内容なだけに、行き当たりばったりに 慌ただしく通り過ぎるに等しい老生のアプローチでは、それらしきモノも らしき雰囲気のカケラにさえも 遭遇できませんでした。老生は思います。本当は 当地は『土佐源氏の古里』を前面に出すほうが、人々を より惹きつけるのではないだろうかと。これにはたいへん難しい関門がありますが、おそらくは 日本中 いや世界中、実は いつの時代でも どこにでもある人間世界の営みの一つが、ありのまま、素晴らしい 見事な筆致で表現されている 民俗風俗記録・文章芸術作品の まさに頂点に立つ金字塔作品として 顕彰している場が提供されているとしたら、どんなに魅力的な土地になり得るだろうか と考えるからであります。
昭和16年2月 【宮本常一】さんが、土佐の檮原という村の乞食小屋に住む 80過ぎの盲目の老人『山本槌造(つちぞう)』さんから聞き取りしたとされる土佐源氏説話。出来上がった作品は、古き佳き日本情緒と やさしいココロネに満ち満ちた あまりに素晴らしい 美しい文章表現の織り成す おとぎ話のような世界。齢を重ねれば重ねるほど その値打ちは嵩じてまいります。難しいことですが 何らかの方法で顕彰してほしいものだと 切に願う者であります。
で です。ここで 掛替えない読者さんのため 大サービス、老生が大事に保管するタカラモノを放出します。それは『忘れられた日本人』収録の『土佐源氏』には、岩波文庫として出版するには差し障りがあるとして葬られている「オリジナル版」があるということで、その原文 『土佐乞食のいろざんげ』が、『週刊新潮』で 報道(H15.6.12号にて)されたことがございまして、以下 それを ご掲示申し上げようということです。ボケた 小さな字の写真で 読みづらいかと存じますが、お目通し願います。インターネットの アダルト無料動画なんかでは とうてい味わい得ない、情感たっぷり 土の匂いする 高尚なる官能文学の世界。どうぞ どっぷり つかって下さいませな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/95/7c056baad5f9a0e6356aa0af0dd0b544.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/2d/e915bae266c8e3c5303e5cd4665124d9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/e9/a3dbaa523900be2705713c623b72791a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/f1/aa00925896e2602773b5dfa7fc732356.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/99/b3814db2cbc1275b75dddaaa7537fd1e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/c5/68f7421a879a45f122bf00a211822306.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/8a/697a5b72350def361508797f2ff9744f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/18/096c02f436d00d001cc098d60adacf99.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/be/224bc04a9b6cd4b0e05158e4cd818fbf.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/76/2f840c2932a02cb17577df2b9f8d2e47.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/af/3d189843b74833c7ca84254dc4eecd82.jpg)
なお 始めにあります お爺さんの写真は、このオハナシを よりキレイなものとしたいがため、『資料館』さんの『百年写真館』に掲示されていた写真を撮らせていただき ここに貼り付けたものでありまして、決して『山本槌造』さんではございませんこと、お断り申し上げておきます。
< 追 伸 > R4.9.13 記
当稿は 当ブログ中 ベスト3に入る閲覧数を記録しています。”生は性なり” と言われるように、生きてる限り、”その道” への興味は尽きないものかと存じますれば、ご期待にお応えすべく、近頃 見つけました 取って置きのコンテンツを ご紹介申し上げます。
当ブログに何回か投稿しておりますように、オイラは オイラと同い年でありながら、残念なことに もうお亡くなりになられている 直木賞作家の 車谷長吉さんが大好きでありますが、
当該コンテンツは、氏の著作である『文士の生魑魅』という本に収録されている、芥川龍之介さん作と伝わる『赤い帽子の女』という小説の一部でありまして、「氏の作品ではないのでは と思うが、できるだけ事をいやらしく書くのがエロ小説の美学とすれば、これはエロ小説の白眉であり傑作である」と長吉さんは評価されてられます。では どうぞ、ごゆっくりご堪能下さい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/d2/45036abd25f848dc18108d1c3bd312e5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/09/81d9999cd9a3a7ddbbc5b8f1282a7a64.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/01/48debe44de134b351428f790a45c8114.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/04/5f29051470a288e742cdd0f565c87b6a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/7f/a4e1e3d5b4522a23c93c450197ce6d09.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/06/b47937f667907af21bea1b3ad91818ec.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/4e/92bb2cc7ae6f36fa5817847b0598f5de.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/cc/51e1ba42f22ffd91e89c2b4cd830fb09.jpg)
< 追 伸 > R4.9.22 記
これは絶対に皆様方にお伝えしておかなくては との思いで 追加するものです。オイラは今まで、この『涅槃』という小説、上下巻とも 宝物のように仕舞われている 濡れ場描写に接したときほどの興奮を発した覚えはございません。
.![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/5a/60841f2e7322f9a085aed76ad270a9bd.jpg)
まさしく絶品と申せましょう。ここに内容を表示できないのが残念です。実際に本書籍を お手に取られますと、オイラの言ってることが よおくお解りいただけるはずです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/39/40840fe5dc22eba0f595831eb4970ba6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/28/1de132bfd53247bac7170ee6507e9f25.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/97/640856806164ce8895208d1aa55b2f10.jpg)
しかしながら 話しの内容が内容なだけに、行き当たりばったりに 慌ただしく通り過ぎるに等しい老生のアプローチでは、それらしきモノも らしき雰囲気のカケラにさえも 遭遇できませんでした。老生は思います。本当は 当地は『土佐源氏の古里』を前面に出すほうが、人々を より惹きつけるのではないだろうかと。これにはたいへん難しい関門がありますが、おそらくは 日本中 いや世界中、実は いつの時代でも どこにでもある人間世界の営みの一つが、ありのまま、素晴らしい 見事な筆致で表現されている 民俗風俗記録・文章芸術作品の まさに頂点に立つ金字塔作品として 顕彰している場が提供されているとしたら、どんなに魅力的な土地になり得るだろうか と考えるからであります。
昭和16年2月 【宮本常一】さんが、土佐の檮原という村の乞食小屋に住む 80過ぎの盲目の老人『山本槌造(つちぞう)』さんから聞き取りしたとされる土佐源氏説話。出来上がった作品は、古き佳き日本情緒と やさしいココロネに満ち満ちた あまりに素晴らしい 美しい文章表現の織り成す おとぎ話のような世界。齢を重ねれば重ねるほど その値打ちは嵩じてまいります。難しいことですが 何らかの方法で顕彰してほしいものだと 切に願う者であります。
で です。ここで 掛替えない読者さんのため 大サービス、老生が大事に保管するタカラモノを放出します。それは『忘れられた日本人』収録の『土佐源氏』には、岩波文庫として出版するには差し障りがあるとして葬られている「オリジナル版」があるということで、その原文 『土佐乞食のいろざんげ』が、『週刊新潮』で 報道(H15.6.12号にて)されたことがございまして、以下 それを ご掲示申し上げようということです。ボケた 小さな字の写真で 読みづらいかと存じますが、お目通し願います。インターネットの アダルト無料動画なんかでは とうてい味わい得ない、情感たっぷり 土の匂いする 高尚なる官能文学の世界。どうぞ どっぷり つかって下さいませな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/c1/7513af785910f40116ac9cf394105f62.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/95/7c056baad5f9a0e6356aa0af0dd0b544.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/2d/e915bae266c8e3c5303e5cd4665124d9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/e9/a3dbaa523900be2705713c623b72791a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/f1/aa00925896e2602773b5dfa7fc732356.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/99/b3814db2cbc1275b75dddaaa7537fd1e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/c5/68f7421a879a45f122bf00a211822306.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/8a/697a5b72350def361508797f2ff9744f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/18/096c02f436d00d001cc098d60adacf99.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/be/224bc04a9b6cd4b0e05158e4cd818fbf.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/76/2f840c2932a02cb17577df2b9f8d2e47.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/af/3d189843b74833c7ca84254dc4eecd82.jpg)
なお 始めにあります お爺さんの写真は、このオハナシを よりキレイなものとしたいがため、『資料館』さんの『百年写真館』に掲示されていた写真を撮らせていただき ここに貼り付けたものでありまして、決して『山本槌造』さんではございませんこと、お断り申し上げておきます。
< 追 伸 > R4.9.13 記
当稿は 当ブログ中 ベスト3に入る閲覧数を記録しています。”生は性なり” と言われるように、生きてる限り、”その道” への興味は尽きないものかと存じますれば、ご期待にお応えすべく、近頃 見つけました 取って置きのコンテンツを ご紹介申し上げます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/dc/63eaef65989b424829161aadc49ef5a7.jpg)
当ブログに何回か投稿しておりますように、オイラは オイラと同い年でありながら、残念なことに もうお亡くなりになられている 直木賞作家の 車谷長吉さんが大好きでありますが、
当該コンテンツは、氏の著作である『文士の生魑魅』という本に収録されている、芥川龍之介さん作と伝わる『赤い帽子の女』という小説の一部でありまして、「氏の作品ではないのでは と思うが、できるだけ事をいやらしく書くのがエロ小説の美学とすれば、これはエロ小説の白眉であり傑作である」と長吉さんは評価されてられます。では どうぞ、ごゆっくりご堪能下さい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/d2/45036abd25f848dc18108d1c3bd312e5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/09/81d9999cd9a3a7ddbbc5b8f1282a7a64.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/01/48debe44de134b351428f790a45c8114.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/04/5f29051470a288e742cdd0f565c87b6a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/7f/a4e1e3d5b4522a23c93c450197ce6d09.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/06/b47937f667907af21bea1b3ad91818ec.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/4e/92bb2cc7ae6f36fa5817847b0598f5de.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/cc/51e1ba42f22ffd91e89c2b4cd830fb09.jpg)
< 追 伸 > R4.9.22 記
これは絶対に皆様方にお伝えしておかなくては との思いで 追加するものです。オイラは今まで、この『涅槃』という小説、上下巻とも 宝物のように仕舞われている 濡れ場描写に接したときほどの興奮を発した覚えはございません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/27/0a44e658755d265554315f3fda01e3cc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/5a/60841f2e7322f9a085aed76ad270a9bd.jpg)
まさしく絶品と申せましょう。ここに内容を表示できないのが残念です。実際に本書籍を お手に取られますと、オイラの言ってることが よおくお解りいただけるはずです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます