百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

【都はるみ】さん【王将一代小春しぐれ(歌謡浪曲編)】【極上パフォーマンスに乾杯!(2) 】

2015-05-28 11:01:18 | 日記
 実は先の【 ダンシング・ヒーロー 】以上に感動した、本当に稀にしか体験できないだろう、そして絶対に 涙なしでは視聴できないだろう、近年ではもう最高!と言っていいだろう演目があったのでございます。それは 3月 4日「 BS朝日 」【 日本の名曲 人生、歌がある 】での【都はるみ】さんの【 王将一代小春しぐれ(歌謡浪曲編) 】。で、老生はこれを録画し、CDで、さらにはウオークマンで聴けるように仕組み、堪能しているのでありますが、これほどまでの感動・・・録画場面を一時停止し よーく見てみますと、「 ヤッパリィッ 」 と 納得したのであります。はるみちゃんの目に大粒の涙が溜まっています。歌唱を終えた 4枚目の写真では、心魂・精魂 使い果たし、抜け殻・放心状態・朦朧となった はるみちゃんの姿が 認められます。 サースガー! はるみちゃんは やっぱ 千両役者や ! 。「 ミヤーコー! 」 「 ミヤーコー! 」と 何回も 何回も 叫びたくなったであります。










 < 追 伸 > R3,12,12 記
 R3.11.12 BS-TBS『栄光の歌姫 都はるみ』で、H3.12.20 放送の 本歌が放送されました。上記は H27ですから、それより 23,4年も前の歌唱ということ。これを考えますと、はるみちゃんは、本当にスゴイ。まさに天才であります。
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 < 追 伸 > R5,10,10 記
 実は、もっとスゴイ パフォーマンスがあったのです。史上最高と言っていいと思います。それを 2019-06-14 付ブログに、R5.5.1付 追伸として、付記しておりますので、それを 以下 添付いたします。

 R5.4.3 BSテレ東『デビュー60周年 都はるみスーパーライブ ~ 熱唱!蘇る魂の歌声』 という番組で、これぞ生涯最高のパフォーマンスではないだろうか と思われる『王将一代小春しぐれ』が放送されました。

素晴らしいのなんちゅうもんじゃない、坂田三吉さんと小春さんが乗り移ったと言いますか、超天才が ゾーンに入ったときに放つ ”至高の芸" とでも申しますか、もう とにかくスッゲー舞台 で、国宝級、めっちゃめちゃ偉大な、まさしく 永久保存版・パフォーマンス でありました。
   
で、こういったCDを拵えたのでありますが、作るにあたって、このステージは、いつどこで催されたライヴなのか突き止めるべく webを当たっていたところ、思いがけず、━━都はるみさんは、

S60 (1985) .12.31『NHK紅白』出演をラストに引退したものの、日本中から 社会現象と言えるような 熱烈な復帰コールが沸き起こり、これに応え H2 (1990) .5.10『NHKホールコンサート』で復帰なさった訳ですが━━

その CD (実際には LDでした) 、 オイラにとっては 幻の音源と言える媒体を見つけたのです。販売元は 駿河屋さん。もちろん中古品ですが、即 購入です。

と申しますのも、R1 (2019).6.14付 当ブログに【 探し物が見つかった歓び ~ 都はるみさん『十三湖(とさ)の雪うた』 これぞ 後世に残すべき 名曲中の名曲、最高の名曲です】と題した投稿がありますが、

ここで取り込ませてもらった YouTube『十三湖の雪うた』は、ほんの少しですが最初の音が切れているように感じられますので、叶うならば 完璧な音源を との想いが燻っておりました。 そのためには、その時しか歌われていない、唯一無二、NHKホール・コンサートの音源を収録した媒体を入手するしか 手が無いのでありますが、

その願いが叶うのです。ところが、到着した荷物を見て びっくり。CDと思いきや 直径が30cmもあるレーザーディスクだったのです。かなり狼狽しました。が、多くの音響機器を取り揃えてられる知人から LDプレーヤーを借り受けることで事態を打開。このCDが示しますように、20年以上になるだろう念願を、あり余る形で 叶えることができたという次第に存じます。
   
   
こうして 改めて聴いてみますと、このコンサートは 都はるみさんのあらゆるコンサートの中でも、最も優れて かつ 別格のコンサートではないだろうかという思いを深くしております。

熱狂感 緊張感 初々しさ はるみさんのときめき 観客のときめき 鳴りやまぬ拍手 絶ゆることない声援・掛け声 等々、盛り上がりと感動の要素が 何しろ破格、ハンパないのですから。すなわち、当該コンサートの有する すべての要素のエネルギーの総和というものが、桁違いということでありまして、

分野は まったく違いますが、”世界一の書” と呼ばれる 台北故宮博物館さんの至宝『顔真卿(がんしんけい)さんの「祭姪文稿(さいてつぶんこう)」』に似たような位置付けに 例えられるのではないでしょうか。

 なお、オイラが固執する『十三湖の雪うた』の舞台 十三湖は、13の湖から構成されている湖とばかり思っていましたら、実際に行ってみますと、海と繋がった ひとつの大きな湖でありましたし、安部龍太郎さんの『十三の海鳴り』という小説の中には、
   
「その姿が着物の袖を広げて迎えてくれるように見えるので、アイヌの人々はこの地を袖(トウサ)と名付けた。やがてその発音に十三の字を当てるようになり、十三湊の地名になった。」という記述があります。

 さて、こっからが 当ブログの最終目的であり本番でございまして、オイラが国宝級の ”史上最高のパフォーマンス" と評する『平成10年12月19日 日本武道館コンサート』於ける、はるみちゃんの 一世一代・渾身の名舞台『王将一代小春しぐれ』の幾許かの場面を、拙い編集ではありますが 掲示させていただきます。皆さま方にもご鑑賞いただけますと 嬉しいです。
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なお、これらはすべて、R5.4.3 BSテレ東さん放送『デビュー60周年 都はるみスーパーライブ~熱唱!蘇る魂の歌声』の当該場面の一端を撮影させていただいたものでして、配列は順不同にございます。



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