百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

大阪天王寺での「木の仏像展」と「マティスとルオー展」に行ってきました

2017-04-09 23:20:39 | 日記
 本日の我が家の ソメイヨシノ です。満開です。


 もうひとつ 別件を述べさせていただこうと存じます。ここんところの老生が思っている通りの意見記事が、本日(H29.4.9)付け産経新聞に掲載されました。元週刊新潮記者の門田隆将さんの連載コラム「新聞に喝!」放棄された指名と責任 という記事。これほど危機が迫っているのに まったくノー天気なマスコミ・野党の先生方を 見事に指弾して下さっており、嬉しくなりましたもので ここに紹介させていただいた次第であります。


オイラは、核ミサイル開発が大詰めを迎えつつある北朝鮮、あろうことか そんな北朝鮮にエールを送りかねない大統領が南に登場するかもしれないという、この二つの迫り来る朝鮮半島危機の打開を図るには、アメリカ軍による北への先制攻撃しかないだろう、それも これから韓国大統領選挙が始まるまでというものは、中国ではこの秋 5年に一度の共産党大会が開催予定ということもあって、千載一遇の まさしく機は熟し切ってる、極めて重要かつ貴重な期間というべきものではないだろうか、と思っているのです。

以上、場違いのことを申しまして、たいへん失礼いたしました。では 遅ればせながら本題に入らせていただきます。


 家族で使い回ししている青春18切符。残るは 1回、使用期限は 2日後。こんな条件設定に お誂え向き、しかも 老生好みの展覧会が二つ、大阪の天王寺で開かれておりました。大阪市立美術館の「木 × 仏像」 と あべのハルカス美術館の「マティスとルオー」ですが、まずは前者。


通天閣が間近 少し下に見える小高い丘の上、その大阪市立美術館は建っております。

     当展フライヤー ↑ です。    下は ↓ その裏面の一部を撮影したものです。 

     以下 ↓ 仏像写真は 本展々示仏像写真録の当該箇所を撮影したものです。
 
老生がイチバン気に入った ↑ 国宝奈良東大寺弥勒如来坐像《試みの大仏》さん。像高は 約40cmとずいぶん小振りではありますが、存在感は めっちゃスゴ!!!、抜きん出ております。下は ↓ イチバン楽しく感じた 大阪四天王寺阿弥陀三尊像の 片脚をあげている 2体の脇侍菩薩さん。


阿弥陀如来さんの彫像は、ほとんど同じようなお姿・お顔をされてますから、非礼ながら 面白味に乏しいですが、その点、観音様は違いまして、皆様 たいへん個性的であられ興味は尽きません。こちらの ↓ 大阪長圓寺さんの十一面観音様のふくよかさといったら たまらないものがあります。なお本展覧会は、まさに約70体もの ホンモノだけ集っているといった感じがしまして、質・量とも誠に素晴らしく、来て良かったなぁ との思いを強く噛み締めた次第であります。
  

 次は、もうひとつの美術館 あべのハルカス美術館さんの「マティスとルオー」展 です。

桜の向こう 小雨に煙る高層ビル 16階に、その美術館はありました。




    上は ↑ 展示されていた絵の一部。フライヤー裏面の一部を撮影したものです。
    下は ↓ ミュージアムショップで購入した マティスさん絵の 絵葉書です。


本展は、ゴッホ兄弟の濃密な関係ほどには周知されてない、マティスさんとルオーさんの友情50年物語との触れ込みの、手紙も一緒に展示されてる展覧会ですので、予め最低限 大凡の二人の関係を知っていないと味わえない、謂わば マニア仕様の展覧会と言えるかもしれません。オイラには、横文字で書かれた 多分フランス語で書かれているのでしょう手紙なんて解ろうはずはなく、さらに和訳を読むほどの熱意も持ち合わせていないもので、いつも通り 直感的に感じ取るのみなのでありますが、その感想を申しますと、ルオーさんの絵は 宗教に縛られた感じが、その絵の黒い輪郭ほどに強く感じられまして、オイラは好きでありません。ひとつ思ったのは、無垢の画家として知られる神戸在住の石井一男さんは、ルオーさんの影響を随分受けておられるなぁということです。一方 マティスさんの絵からは、清潔で品の良い上質な自由さのようなものが多く感じられますから、オイラはたいへん好きであります。
  

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