これは当庵の直近の写真であります。以前と違うところはといえば、【雨ニモマケズ】の暖簾 【雨ニモマケズ】の大皿 【宮沢賢治】さんの南部鉄の小さな置物 が追加されている点でありまして、実は このようにしたいから花巻へ行ったと言ってもいいぐらい、老生にとりまして【宮沢賢治】さんは、ついこの前まで この世に現れ出てておられた【観世音菩薩】様 或いは【常不軽菩薩】様の化身、言うならば【賢治菩薩】様と申し挙ぐる ご存在でありますれば、【雨ニモマケズ】は その象徴として いわば信仰対象の如きようなものとなっているのでありまして、
で、【宮沢賢治】さんと【吉田松蔭】さんは、37歳 29歳という たいへん短い生涯、「行動してこその学問」たる信条を 死を賭し貫かれ、そして共に、後世 日本および日本人への この上ない贈り物となっている、珠玉なる 掛け替えのないタカラモノ 【辞世の詩】を遺して下さっている点で、それと おふた方とも独身だった ということもありますが、たいへんよく似ておられるなぁ と思っておりまして、
もちろんそのタカラモノとは【雨ニモマケズ】および【身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂】という歌でありますが、それらが記されている【留魂録】と【雨ニモマケズ手帳】は、ともに【日本国国宝】として認定されて然るべき、唯一無二の 極めて貴重な 魂を揺さ振り続けずにはおかない、清純で 無垢で 高度に重層的な 傑出した 世界に誇るべき 日本の 精神文化遺産ではないだろうか と思っているのでありまして、当庵は 今回の旅行で一足速く、庵宝認定済み それらレプリカを備えることが叶った ということであります。
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