百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

【花巻於いて/序章】【憧憬/南部・心追い/巡り旅 (5)】

2013-08-17 15:55:21 | 旅行




 これは当庵の直近の写真であります。以前と違うところはといえば、【雨ニモマケズ】の暖簾 【雨ニモマケズ】の大皿 【宮沢賢治】さんの南部鉄の小さな置物 が追加されている点でありまして、実は このようにしたいから花巻へ行ったと言ってもいいぐらい、老生にとりまして【宮沢賢治】さんは、ついこの前まで この世に現れ出てておられた【観世音菩薩】様 或いは【常不軽菩薩】様の化身、言うならば【賢治菩薩】様と申し挙ぐる ご存在でありますれば、【雨ニモマケズ】は その象徴として いわば信仰対象の如きようなものとなっているのでありまして、

で、【宮沢賢治】さんと【吉田松蔭】さんは、37歳 29歳という たいへん短い生涯、「行動してこその学問」たる信条を 死を賭し貫かれ、そして共に、後世 日本および日本人への この上ない贈り物となっている、珠玉なる 掛け替えのないタカラモノ 【辞世の詩】を遺して下さっている点で、それと おふた方とも独身だった ということもありますが、たいへんよく似ておられるなぁ と思っておりまして、

もちろんそのタカラモノとは【雨ニモマケズ】および【身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂】という歌でありますが、それらが記されている【留魂録】と【雨ニモマケズ手帳】は、ともに【日本国国宝】として認定されて然るべき、唯一無二の 極めて貴重な 魂を揺さ振り続けずにはおかない、清純で 無垢で 高度に重層的な 傑出した 世界に誇るべき 日本の 精神文化遺産ではないだろうか と思っているのでありまして、当庵は 今回の旅行で一足速く、庵宝認定済み それらレプリカを備えることが叶った ということであります。    








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