百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

令和 2年度 百休賞 発表

2021-01-22 21:11:18 | 日記
 貧しく乏しいうえ 浅く狭い行動範囲しか有しないオイラが、昨年内に起きた あらゆる事象の中から、「オー、めっちゃめちゃ すっげえ !!! 」と この身を特段 震わせた "ダシモノ" を顕彰する、賞品も賞金も賞状も 何にもない 年初の行事、栄えある "百休賞" 発表でございます。

● まずは、なんたって『 はやぶさ2 カプセル回収 & 新たな旅路へ 』です
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                    細い ↑  斜めに走る線が、その軌跡です

 以上は、R2,12.24 NHK-BSP『 コズミック フロント ☆ NEXT 』『 はやぶさ2 帰還、
                そして 旅立ち 』より いただいた 画像であります

● 次は R2.6.10 NHK-G『歴史秘話ヒストリア 比叡山延暦寺 最澄 1200年のメッセージ』で、初めて拝顔が叶った、最澄さんが彫られたと伝わる 秘仏のご本尊『薬師瑠璃光如来立像』様でありますが、NHKさん、よくぞ カメラに収めて下さいました
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● 更に R2.4.25 NHK-Eテレ『 こころの時代 宗教・人生』『 それでも生きる ~ 旧約聖書
「 コヘレトの言葉 」』
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 脚色 および この名訳、そして 井上二郎さんの語りには、もう コウベを垂れ ひれ伏すしかございません。2 回目 放送は ずいぶんと間が空いて 11月15日に、明けて この 17日が 4回目と 今も継続中でして、歴史に残る 傑出した番組であると申せます。

● 続いては、オイラが長年 突き止めたいと思っていた、ラフマニノフさん作曲『 パガニーニの主題による狂詩曲 作品43 : 第18変奏』の、 その ”パガニーニの主題” なるものの 在りか は、いったいどこにあるのか という疑問に答えて下さった、R2.6.19 NHK-Eテレ『ららら! クラシック』
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                大阪大学大学院 高橋健一郎助教授さんによりますと

      パガニーニさんの『24の奇想曲』『第18変奏』主旋律の音符を、基準音Aと
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           対称となる音階に置き換え、再調整を図るということで、オイラが

この世で一番 甘美な旋律 と思える、あの えも言われぬ 美しい旋律が生まれたのであります
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● 最後は 二つの楽曲です。まずは ペーター・ダイクストラ さん指揮

         『スウェーデン放送合唱団』さん歌の、武満徹さん 編曲の『さくら』

肌が白いからなのでしょうか、このハンパない透き通りさと言ったら、うっとりしかないです
  画像は R2.12.31 NHK-BSP『クラシック倶楽部』『アラカルト アンコール』からです

 (ここで この場をお借りし ひと言 申し上げたきことあり、申します。オイラは『琵琶湖周航の歌』を こよなく愛する者ですが、未だかって 加藤登紀子さんの歌を超えた、抒情性や 青春時代特有の 憧憬や 英気や 情緒なるものの表現された歌唱に出合えたためしがございません。それは、特に 著名な合唱団さんに 期待しているのですが、毎度 通りいっぺんの編曲での歌唱ばっかし・・・・・才能ある音楽家さんに お願いします。この歌の持つ魅力を これ以上はないだろうくらい詰め込んだ、混声合唱団さん向けの 格調ある編曲を 編み出して下さらないでしょうか。更に申しますと、このことは 地元でご活躍なさってらっしゃる ご高名な合唱団さん、『琵琶湖ホール声楽アンサンブル』さん および 関係者さんの責務ではないだろうかとすら思っているのですが・・・如何でございましょうか?)  

2曲目は、R2.11.1 BSフジ『名歌復活!~弾き語り 昭和のメロディ』から、歌&ピアノ伴奏

岡千秋さん、ギター伴奏&作曲:徳久広司さん、詞:仁井谷俊也さんによる『蜩ーひぐらしー』

歌も ピアノとギターの伴奏も もう最高でした 。終わってからの ”エール交歓” も 好かった !!!

長山洋子さんの歌、何回か聞いてますが 、心に留まるなんてなかったのに・・・でも、この歌には 痺れたです。心、打たれたです。「好い歌だなぁ」と心底 思いました。千秋さんの歌、気持ち入れようが凄いし 深みがあるのです。ピアノとギターの相性って 決して良いはずないのに、これほど嵌ったアンサンブルも 初めての経験。マンドリン奏法を部分的に入れた 徳久さんのギター、めっちゃ効果的。全部が全部、最高でした

 < 追 伸 > R3.2.28 記
 昨日 やっとこさ 本件の関する ブログが投稿できましたので、遅きに失しては いますが、
改めて この本を、令和 2年度 百休賞に 追加致したく存じます。 
        
門井慶喜さんの著わされた『銀閣の人』。氏が 足利義政さんの口を通し アウトプットなさった『わび』/『さび』の、概念および当該境地に係わる 内容 および その 解り易さは、今日までの それに関する あらゆる文化的成果物の中でも、おそらくは 秀逸・出色 の出来栄えの作品ではないかと思うのです。

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