百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

【 詩人【天野 忠】さん 】100q 残件消込録(3)

2014-02-14 18:21:15 | 日記


 以前も、この回 ↑ も、実は今日の『ネンテン』さんも、【天野 忠】さんの詩を 取り扱っておられます。分かりやすい上、実に面白く 味のある詩なもんで、何時からか「忠さんの本を キチンと買って、チャンと読まなくっちゃ」と、まあ こんな東京コトバではないですが オキャーマコトバで思いまして、下の、著者のサインが入っているという、送料込み4,168円もする ユーズド詩集を取り寄せ、読んだのであります。
   



天野忠さんは、この本が発行されて 7年後、84歳で お亡くなりになられています。ということはです、この本が発行されて以降の作品は 収録されていないということ。道理で 夫婦間の機微を扱った詩が さほど入ってなく、下の『手紙』という詩なんかは、今までネンテンさんが紹介して下さった詩と較べますと、夫婦間の毒が まだ充分 昇華、いや ここんとこは 消化 という字のほうが妥当かも、されていないふうに 感ぜられます。
  

平成22年【彩図社】さん発行の下の本【日本の名詩 100】にも、忠さんの詩が 3篇 収録されております。なお余談ながら、生家が老生宅と数百メートルしか離れていない【永瀬清子】さんという 郷土出身の数少ない いや 唯一の名士の方の詩が入ってないのです。なしてやろ 彩図社文芸部さん、名詩100α で再編纂、何とか なりませんやろか。
   

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