百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

吉井瑞穂さんの見事なオーボエ & 楽しみな新人:梅谷心愛(うめたにこころ)さん && 安部龍太郎さんの『ふりさけ見れば』

2024-03-08 19:36:50 | 日記

 古い話題で恐縮ですが、R5.9.14 NHK-Eテレ『クラシック TV』『 映画音楽の巨匠 エンニオ・モリコーネ』で、本当に美しい オーボエとピアノのセッションを聴くことができました。

それは、映画『ミッション』からの『ガブリエルのオーボエ』という僅か 2分ほどの楽曲でして、モリコーネさん作曲のメロディ自体、たいへん美しいのですが、清塚信也さんのピアノ伴奏に乗った吉井瑞穂さんのオーボエが、それはそれは、めちゃめちゃ綺麗だったのであります。./ 清塚さんの「ブラボー!」という声に照れてらっしゃる笑顔と素振りが、たいへんチャーミングでございました。

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 梅谷心愛さんという 僅か 16歳、たいへん楽しみな女性演歌歌手さんが出てこられました。. 

NHK-BS『BS にっぽんの歌』で、⤴『惚れちゃったんだョ』、⤵『面影平野』を歌う彼女

. 声質は、すこし細い感じですが、表現力は抜群でありまして、オイラの楽しみが、ひとつ増えました。

 八代亜紀さんが、昨年末 お亡くなりになられたこともあり、こんなCDを作りました。 

④⑤は『その時、歌は流れた』という番組からいただいたもので、現時点、完成度は 史上NO1 と言ってもいい出来栄えではないかと思っていまして、

⑬『カラス』は 岡田冨美子さんの詞が好きなもので、数ある八代さんの歌の中で唯一、CDを購入した楽曲でありますが、ただ こうして聴いてみますと、デビュー曲である 流れゆく感じのする ⑬『なみだ恋』が、やはり イチバン好いなぁと、しみじみ 思えています。

 

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 この本を読みました。主人公は この二人。阿倍仲麻呂さんと吉備真備さん。吉備真備さんは名前が示す通り吉備の国、現在の岡山県倉敷市真備町のご出身でありますから、これは読んでおかないと と思い、取り組んだ次第です。

多くは 唐の都 長安が舞台。遠い昔の異国で起きた事象を詳しく調べ上げ、また創作するなどし、物語を紡いでゆかれたでしょうが、よくぞここまの大作に仕上げられたものだと、著者の力量に感服すると同時に、心から 謝意を表したいと思います。

玄宗皇帝 楊貴妃 安禄山 王維さん ちょろっとですが李白さん 鑑真さん 顔真卿さん(天下一の書を認めるくだりまで書いて欲しかったですが…)など、有名人含め多数の人物が登場します。

これらの人物や当時の風土を書き込むために、どれほどの難しい漢字で書かれた文書を読み込まれたことでしょう。オイラにとっては、予想するだに不可能なこと。安部龍太郎さんの頭脳、恐るべし。凄いお方です。 

なお、劇画風な描写の箇所もそうですが、ストーリーに かなりのフィクションが織り込まれているふうに感じています。疑問に思われることとして、例えば、ストーリーの中核を為す『魏志倭人伝』が日本に伝来した経緯は、本当にこの通りなのかとか、
 
安禄山さんと仲麻呂さんが義兄弟の契りを結んでいたとか、仲麻呂さんの2番目の奥さんは楊貴妃さんのお姉さんだとか、その人が日本に渡ってきたとか、最初の奥さんとのお子さんが日本に渡って来ているとか、真備さんの奥さんも日本との交易で渡ってきているとか・・・・
 
仲麻呂さんも真備さんも、多くの日本人から尊敬されている実在の偉人さんですから、ホントのところは こうだったんですよといった編集後記があったらなぁと、つくづく思われる次第です。
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