百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

渡部昇一先生を再び追悼いたします

2017-08-11 09:16:55 | 日記


 これは H29.6.27 産経新聞「正論」上における 平川祐弘先生の、渡部昇一先生追悼記事であります。左派寄りの学者が多くを占める知識階層(老生は、左寄りの人が どうして知識人であろう、ホンモノの知識人なら絶対にそんな考えには与(くみ)しないはずと思っています)にあって、彼らの発する 怪しげな主張に対し、内外問わず 古今問わず その膨大な知的蓄積情報を糧に、静かなるも 決定的に論破なさった 渡部昇一先生。オイラのみならず、恐らくは 日本を愛する ココロある 多くの日本人にとりましても、渡部先生のご存在は、確かな 知的ヨリドコロ であったに相違ありません。

そんな先生であられましたから、疎遠になりゆくなぞ とても考えられず、むしろ 日を追って喪失感が増してくる状況でありますれば、老生としましたら、さらに哀悼の意を表したいと思った次第であります。そこで まずは 4月28日 投稿の当初ブログを再登場させるとします。

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 《「渡部昇一」先生に感謝申し上げます ~ 先生は我が立ち位置の拠り所でした》


 上は ↑ 、H29.4.21 付け 産経新聞に掲載された 田久保忠衛さんの書かれた追悼記事です

 渡部昇一先生が、H29.4.17 86歳で、ご逝去なされました。オイラが私淑している大先生であり、大恩人でございます。左がかった、今で言えば 朝日とか毎日とかに似通った怪しげな思想から、まともな思想に立脚できるようになった その過程に於いて、先生には 決定的な役割を担っていただいたということが 認識できるのであります。

今でこそ 憲法改正が やや普通に語られるようになりましたが、昔はもうトンデモナイことでありました。そんな風潮の社会を仕組み、バッチリ支えていたのは、大学教授が主体の学者連 および 大手マスコミ(出版界・新聞界・放送界)。このような四面楚歌の状況下でありましても、渡部先生は意に介することなく正論を、淡々と述べられておられました。

むかし フジTV系列で「竹村健一の世相を斬る」という番組があり、渡部先生は、日下公人さん 堺屋太一さん 石原慎太郎さんとともに、準レギュラーでご出演だったと記憶しています。いつも控えめの印象でありましたが、渡部先生のお話がイチバン説得力がありました。



上は オイラが所持(日本歴史の本もありますが、直ぐに出てきません)している 先生の著作本ですが、極めて貧弱な国語教育しか受けていないオイラは、先生のご本を読んだお陰で、「やまとことば」なる概念を識ることができました。日本という国柄および日本人の素晴らしさ、そして世界の常識なるものを、わかりやすい言葉で、イチバン教えて下さったのが 渡部先生であります。

オイラが先生として仰いでいる主な著名人は、中村天風さん 安岡正篤さん 会田雄次さん 渡部昇一さん 森信三さん 山本周五郎さん 司馬遼太郎さん 城山三郎さん 中村元さん 宮沢賢治さん の方々と言えますが、思想的な分野に限って申しますと、渡部先生の影響が 突出しているように思われます。

渡部昇一先生、ほんとうにありがとうございました。心より 御礼申し上げます。合掌 

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そして今回、お供えの生花替わり、オイラの持っている 本棚から更に引っ張り出した、また 今回新たに買い加えました 先生の著作本を揃え、ご提示したいと存じます。

 

 

   

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