百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

『糸杉と星の見える道』を見、ジーンときました。

2021-11-20 14:42:18 | 日記
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 R3.11.16 BS日テレ『ぶらぶら美術・博物館』『ゴッホ展』で紹介された『糸杉と星の見える道』を見、オイラはジーンときました。(写真上は 当該TV画面を撮影したもの、写真下は『Art pedia』 画像の転載です。)

白く輝いている星は、金星 か シリウス か。1890年4月30日ごろは、非常に強く光っていたと。ゴッホさんが ピストル自殺されたのが、同年7月29日。ですから、この絵は ゴッホさんの最後の 最後の 作品。

馬車に乗っているのは、ゴッホさんと 忘れられない彼女 ?。散歩してる 2人の男性は、ゴッホさんとゴーギャンさん。プロヴァンスでの楽しかったコトを想い浮かべながら・・・糸杉は 天に昇ってく階段 ? 、、、一筆一筆の塗り跡は、今まで ゴッホさんが歩んで来られた 足跡のひとつひとつ?。はたまた、魂が 思いの数々が 細胞のひとつひとつが、天に向かい 立ち上っている様(さま)?、、、死が 、限りなく 意識されてる作品かと。そうですね。ポール・ゴーギャンさんの遺作『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』と、ほとんど同じ位置付けの絵画であろうと考えています。

「こりゃぁ、賢治さんの『銀河鉄道の夜』と おんなじ じゃぁ~」。オイラは 唸りました。相違している点は、ジョバンニと違って ゴッホさんは、底知れぬ 孤独の淵に 沈んでしまっていること。そう思いますと、何だか ジーンときちまって、泣けてきたのです。そして、とてつもなく、この絵が 愛おしくなってきたのであります。37歳で命を絶った、わが日本を こよなく愛して下さった ゴッホさんですから、なほさらです。もう、見るたんび、泣けてきます。

こんなふうですから、同じ絵を ふたつ 並べました。図録も 今日、東京新聞さんへ 注文しました。当然、ゴッホさんの作品の中で、否、あらゆる画家さんの絵の中で、イチバン 好きな絵 になっています。勿論 本稿は、折に触れ 見たいため、こしらえたものです。、、、なんでも、東京の人は ええですね。直ぐに 見に ゆけるんですから。

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 R3.11.20 BSテレ東『美の巨人』『縄文土器』で紹介された、この 新潟県・笹山遺跡出土『国宝 火焔型土器』の 独創的かつ圧倒的な意匠の見事さ・美しさに、初めて見た訳ではないですのに、ほとほと感嘆させられましたので、、、、それに、何や ゴッホさんに通じるものがあるように思われましたので、付け加えます。

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 注文していた図録が届きましたので、下の画像を付け加えます。~ R3.12.3 ~
まずは、チラシです。↓

図録表紙です。↓

図録に載ってる絵を撮りました。↓

人物の描き込まれている部分をアップしました。↓
 
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