百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

百休気まぐれ 8泊旅(10)【善光寺】【1,600年法要のお願い(2)】

2010-08-02 11:14:53 | 日記
 文部科学省のH18年12月現在の
「全国社寺協会等宗教団体・教師・信者数」
という公式統計によりますと、日本の宗教信者数は

    神道系…………… 1億 681万7669人
    仏教系……………   8,917万7759人 
    キリスト教系………   303万2239人
    諸教系……………    981万7752人
            合計  2億 884万5429人

となっているようでありまして、実人口との乖離が大きいということは、
その実体は 大多数の人々が神仏双方とも信じて(?)いるということで
ありましょう。(ただ、判断のつかない年少者も統計に加えているという
のはどうかと思いますが)

ここで申し上げたいのは、ほとんどの日本人が仏教を生活の一部として
感じているということであります。ということは、ほとんどの人が、
鳩摩羅什さんのお世話になっているということが言えるのでありまして、

漢字の経典を基に普及した国ということも鑑みますと、
韓国は儒教、中国は基本的には道教の国でありますからして、
その規模・割合とも、世界的にも突出していると考えるべきであります。

であるに拘わらず、没後1,600年という非常に大きな節目に当たりましても、
何ら感謝の意を表した法要が行なわれないとは、一体どういうことでありま
しょう。礼儀知らずも程々にしないと、世界中の笑い者であります。

今や ほぼ100% イスラム教徒であります現地住民には何も期待できません。
また新彊ウイグル自治区は、政治的に非常にデリケートな地域であります。
中国が何かするなんてことは、全く考えられないことであります。まして、
中国が 自らの祖先が行った 人道に悖る行為を、おおっぴらに曝け、かつ、
玄奘三蔵の影を薄くするようなことを 絶対 行うはずはないでしょう。

でありますから、日本がやるしかないのであります。
やらなければ、何という礼知らずかと、蔑み笑われる事 必定であります。
日本は 世界に尊敬される誇れる「自然・人間双方に対し信義に厚い国」を
目指すべきでありましょう。そのためにも 絶対に、たとえ 中国に恨まれ
ようとも、やらなくちゃならないのであります。


  
         
コメント
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