温風茶館(おんぷうちゃかん)

好きなことを温かく語ろう。おひとりさま茶話会気分のいよいよ還暦ブログ。

STORY 2011年10月号 最旬王子様ファイル

2011-09-27 13:58:36 | 中丸雄一くん
「STORY」10月号に、中丸雄一くんの記事が載っている。(p162)

「STORY」なんて、私とは縁もゆかりもない高級ファッション雑誌だ。
立ち読みで済ませようかとケチくさいことも思ったが、
ぱらぱらとページをめくるには厚くて重い。
こんなことでもなければ、一生手に取ることもなかったかもしれないので、
これも縁だと思って購入した。

せっかくなので、全ページゆっくり読んでみた。
婦人画報だとかなんだとか、いい値段のするファッション雑誌って、
なんでこんなに重いのかと思っていたが、なるほど紙質が良いのだな。

写真の撮り方も、色もきれいだ。
目の肥えた大人向けの雑誌と、十代の女の子が見るアイドル雑誌とは、
何かが違う。
何だろう。カメラのアングルか、カメラマンの腕か。
それより、被写体に求められているものが全く違うのだ。
読者層が40代の女性だと、あの中丸くんがこうなるのか!
さすが大人の世界だ。

編集者のコラム(director's eye)に、
「うんと先だが、笠智衆のような枯れた名優になった姿も目に浮かぶ」と
書いてあり、あまりのマニアックなコメントにたまげてしまった。
笠智衆(りゅう・ちしゅう)、渋すぎる!!
になるには、あと30年ぐらいかかるぞ!
けどまあ、こんな人生の先達を引き合いに出されるアイドル
滅多にいないだろうから、その空気感は失わないでほしいな。

飄々と無欲の姿勢でありながら、首尾一貫の存在感を持ち続けた
笠さんのように、中丸くんにも、気負わず、流されず、
風が吹いても折れない細竹のごとき、しなやかな強さを
持った男になってほしい。

ところで、笠智衆さんといえば、30代から老け役の人だった。
(東京物語のとき49歳!!どう見ても70歳)
黒澤明監督の「悪い奴ほどよく眠る」(1960)の検事役は
珍しく年相応だが、老け役でないと却って誰かわからず、
声聞いてて、これって笠智衆じゃないの!?と
驚く始末であった。
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