宮下昌也の近況報告    MASAYA MIYASHITA 's News

美術家・宮下昌也の展覧会、ライブペインティングなどの活動情報と
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森とつながるワークショップ&アラスカ冒険スライドショー

2009-02-22 | アートガーデン・コヅカ
アートガーデン・コズカでは、21日(土)にカズボーの「森とつながるワークショップ&アラスカ冒険スライドショー」がおこなわれました。


前の日までの大荒れの春の嵐が嘘の様なおだやかな天気のなか、森に入って間伐した丸太を使って椅子を作るワークショップ。中にはトーテムポールを作る人もいました。


カズボーが切り出した椅子の原型を鉈で皮をむき、削って行きます。


さらに追求する参加者は、チェーンソーの使い方にも果敢に挑戦!


参加者の皆さんの作品。2時間程度で丸太からここまで作れるなんて、いいワークショップだなあ....。


ワークショップの最後に、実際に間伐するところを実演してくれました。これは、杉の木の倒し方を説明しているところ。


倒した後の切り株には、敬意を払ってこの様に葉っぱを飾る風習があるそうです。林業の中に生きているアニミズムですね。
今回のワークショップは、まさにアートガーデン・コズカでやってみたいと思っていたワークでした。アートガーデンの杉の森は、元々この山に住んでいたお百姓さんが、米作をやめたときに、棚田に植えた杉の苗木が大きくなった森です。本来、野菜の様に管理され、切る事を前提として植えられながら、放置された木が山の生態系に与えるインパクト。自然の中で「種をまく」「木を植える」という行為をおこなうのであれば、「収穫する」「木を切る」ことまで目を向けることが、生態系内においての人間の居場所を実感するには不可欠だと思います。鳥が枯れ草や小枝を集めて巣を作る様に、人は木を切ったり草を刈ったりする訳です。森の中で実際に木に触れる事で、そう言った事を感じられる時間を過ごせたのではないかと思います。


夕方からは森の家で、アラスカ冒険スライドショー。カズボーが持つ自然に対する敬意の源が感じられました。素晴らしい内容だったのに、集客がいまいちだったのが残念です。告知の仕方など課題が残りました。

カズボーはまたアートガーデンの森の整備を手伝いに来てくれると言ってくれました。
ありがとう、末永くお付き合いください。

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