2年前の元日に家から歩いて行った木之根峠がとても清々しかったので、今年の初詣も山の神様をお参りしようと広子さんと二人で出かけてきました。
まずは家のすぐ上の尾根を登って、僕等の住んでいるさんかく山山頂を目指します。
少し行くと御神木第一号。
ここがさんかく山山頂。標高308m。今は木々に囲まれていますが、昔はここで雨乞いのための奉納相撲をとったという伝説もあり、実際戦前までは雨乞いで3日3晩泊まり込んで焚き火をする「おこもり」が行われていたそうです。
山頂から嶺岡山系を望む。下の方は佐野の原。
山頂少し下には、オオカミを祀ったおふら。
さんかく山から尾根を東に縦走していきます。途中にある浅間大神の石碑。この辺りは房総分水嶺の最深部と言われています。山道は整備されておらず、先人の残した目印と、地図と本をたよりに、注意深く進まないと迷ってしまいそうです。そんな尾根道に点々と残された石碑や石宮は、かつてこのルートが多くの人が行き来した道筋だった事を示し、それぞれに御幣が祀られている様は、土地の人の自然とつながった信仰心がいまだ失われていない事を感じさせます。誰もいない深い山の中で、お正月の真新しい御幣が立ている石碑に出会うと、心にほっと暖かいものを感じます。
さらに東に向かって縦走。面白い幹の木。何の木だろう?
木漏れ日が杉の木立に不思議なサインを描きます。
大山林道に到着。右の広い道が林道。左が歩いてきた山道。真ん中の尾根を直登すると.....
今回の目的地、宇藤木山ノ神。標高347.9m。
山頂に祀られた大山祇命(おおやまづみのみこと)の石碑。この石碑があるのでこの山は「山ノ神」と呼ばれているそうです。
山頂は木に被われていますが、少し下った大山林道からの眺め。真ん中の鴨川グランドタワーの左の山は鴨川富士。
この後大山林道を西に歩き、暮れにお参りした松節の大師堂から花立峠へ抜け、そこから尾根道を通って家へ帰りました。全行程約4時間。出かけた時間が遅めだったので日が暮れては大変と、ほぼ歩きっぱなしでさすがに疲れましたが、元日の誰もいない山の空気は凛としていて、心が洗われる様です。この調子で毎年の初詣は、近隣の山の神様を訪ねることにしたいと思いました。
まずは家のすぐ上の尾根を登って、僕等の住んでいるさんかく山山頂を目指します。
少し行くと御神木第一号。
ここがさんかく山山頂。標高308m。今は木々に囲まれていますが、昔はここで雨乞いのための奉納相撲をとったという伝説もあり、実際戦前までは雨乞いで3日3晩泊まり込んで焚き火をする「おこもり」が行われていたそうです。
山頂から嶺岡山系を望む。下の方は佐野の原。
山頂少し下には、オオカミを祀ったおふら。
さんかく山から尾根を東に縦走していきます。途中にある浅間大神の石碑。この辺りは房総分水嶺の最深部と言われています。山道は整備されておらず、先人の残した目印と、地図と本をたよりに、注意深く進まないと迷ってしまいそうです。そんな尾根道に点々と残された石碑や石宮は、かつてこのルートが多くの人が行き来した道筋だった事を示し、それぞれに御幣が祀られている様は、土地の人の自然とつながった信仰心がいまだ失われていない事を感じさせます。誰もいない深い山の中で、お正月の真新しい御幣が立ている石碑に出会うと、心にほっと暖かいものを感じます。
さらに東に向かって縦走。面白い幹の木。何の木だろう?
木漏れ日が杉の木立に不思議なサインを描きます。
大山林道に到着。右の広い道が林道。左が歩いてきた山道。真ん中の尾根を直登すると.....
今回の目的地、宇藤木山ノ神。標高347.9m。
山頂に祀られた大山祇命(おおやまづみのみこと)の石碑。この石碑があるのでこの山は「山ノ神」と呼ばれているそうです。
山頂は木に被われていますが、少し下った大山林道からの眺め。真ん中の鴨川グランドタワーの左の山は鴨川富士。
この後大山林道を西に歩き、暮れにお参りした松節の大師堂から花立峠へ抜け、そこから尾根道を通って家へ帰りました。全行程約4時間。出かけた時間が遅めだったので日が暮れては大変と、ほぼ歩きっぱなしでさすがに疲れましたが、元日の誰もいない山の空気は凛としていて、心が洗われる様です。この調子で毎年の初詣は、近隣の山の神様を訪ねることにしたいと思いました。