カープ開幕戦をちらちら見ながら食事したってのは、広島市中区西平塚町にあります「RIKIめしや」というお店。知人が、「肉食べましょう」というのでとにかく後をついてずんずん歩いていったら、並木通りも中央通りも流川も薬研堀もパスしてソープランド街に入っちゃった。確か「女子寮」ってソープランドを過ぎたあたりかな、ビルの1階にそのお店はありました。細長いお店で、カウンターに10席くらいでしょうか。奥には小さな座敷もありましたが、ひょっとしたらプライベートスペースかもわかりません。
ご主人の岡田章一郎さんは、もともと食肉関係の仕事をされていたそうです。なるほど、レバ刺しは見事なピンク色していて、レバのくせにしこしことした元気のいい食感がいたします。味はもちろん濃厚でこれはウマイ。それからヒレステーキ。一人前2000円と少し張りますが、なにしろ味がいい。焼肉屋で特上なんとか肉ってのが猛烈に高い値段で出てたりしますが、それ考えるとむしろ安いのでは。ビールがすすむすすむ。さすがにきのうはビール気分でしたな。で、横目でテレビ見るとカープがこつこつ加点してる。サイコーっしょ。
それから豚の胃袋を焼いたもの。名前忘れたけどコリコリしてこれもビールによく合いました。いや~いろいろご馳走になってしまいました。小さなお店ですが実力は侮れませんぞ~。場所はやや怪しげですが店内はとてもアトホーム。初めてのお客さんでも気後れすることはぜんぜんありませんぜ。ただできれば予約しておいてほしいとのこと。なにせ席数が少ないので。
RIKIめしや(「りきめしや」意味聞くの忘れた)
西平塚町9-25森シンビル1F 082-248-3775
そうそう、それでシメにこの店の常連さんは必ず頼むというラーメンをいただきました。もうさんざんおいしい物頂戴した後だったので、特に期待も何もせずすすってみましたらこれが!!!
スープは牛の骨がメインだそうでして、白く濁ってます。ですが丁寧に仕事してあるんでしょう、実にキレイです。麺はかなり細目といっていいでしょうね。そしてそれをたぐってみると、なんと短い。手繰るというよりつまむというほうが正しいでしょう。箸につままれた一群の細麺の塊に、細かい肉が絡まっています。ばら肉だそうです。そいつをまとめて口に放り込むと(決して「すする」ではない)、いやあ濃厚な牛骨スープの旨みがあふれていてビックリです。細麺と細麺の間にたっぷりとそのスープが含まれていて実にうまい。でいて全然しつこくない。ああ、これオイラが求めていたラーメンの味かも。口の中でばら肉が柔らかくくずれていき、肉の甘みもひろがっていくのです。極楽じゃぁ~。
迷わずおかわりをいたしましたら、スープが品切れ。それでもと、替え玉をお願いいたしました。
ホントはもっとスープとお肉がたっぷりなのです。また食べに行くど~。
ご主人の岡田さん。ご夫婦でがんばっておられます。明るいナイスガイっす。