いよいよ、6ヶ月以上かかって書いた「コロナ旋風と漢方家族」の本が22日に出来上がり、23日に取次店に届きます。全国配布やアマゾンにアップは3月末になるでしょう。
今回はコロナメンタルまで書いたので、長期間に及び予言書があと出しジャンケンになりましたが、コロナとメンタルに言及したのは良かったかと思います。宣言は解除されたものの変異株が恐らく暴れまわるでしょう。春夏の高温多湿に助けられるでしょうが、対策を間違えれば10月頃からまたパンデミックになるかもしれません。それより日本人の心は消耗しコロナうつが多くなるに違いありません。
特に女性は産後うつがあるために家族親戚同僚の助けを得ることが出来ずに大変になるでしょう。
下記は本の内容の一部です。
第42章 増加するコロナうつ女性の自殺防止
―月経前症候群に当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)―
若い女性の間で自殺が増えています。警視庁によると2020年10月に自殺した人は2153人で、昨年と比べ614人増えているとのことです
これは昨年の同じ時期と比較すると39.9%増加しています。特にその8割以上が女性の自殺の増加です。ここ4カ月はその傾向が強く、30代の若い女性が自殺しています。
仕事だけでなく、子育てなどの家庭の悩み
日経新聞にも依然大きくとり上げられていました。夫もうつになるのことも書いてありましたが、私の臨床経験では育児に協力するのみでなく、子供が生まれたということで仕事にも力が入りすぎ、夫が燃え尽き症候群になる場合もしばしばです。
元気で社会で活躍していた女性ほど危険です。仕事をしていたため住居の周りに知り合いも無く、コロナで遠方の親にも来てもらえず、仲良く遊んでいた友人知人の助けも得られません。
今回の本では当帰芍薬散を取り上げています。詳しくは本書をお読み下さい。
これも日経新聞ですが、インドではコロナ対策に伝統医学が盛んになってきているようです。日本では漢方療法の評価が今一つですが、元来漢方は5~6世紀に日本に入り、江戸時代に完成した日本の伝統医学のことで、「日本漢方」と呼ぶのが正しいのです。この頃は糖尿病やガンはほとんどありませんから、日本漢方は感染症の漢方薬なのです。ですからサイトカインストームで重症化するコロナ感染症にはぴったりなのです。やがて漢方も見直されてくると思いますが、すでに経済圏では日本の漢方を取り扱うツムラの株価が上昇して新高値を更新しており、持ち株で外人買いが47%の驚異的な数字になっています。投資家が日本漢方は伸びると見ているのです。医学を知らないのに、まことにお金持ちは先見の眼があります。だからお金持ちなんでしょう。