山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

お土産文化、楽しいね

2023年07月06日 | 山菜料理

 「おう、これ食ってけろ。」

小旅行から帰った同僚のI氏からのお土産を貰った。

「つまみにして食ってけろな。」

「ごっつぉ様。どうもな。」

先日食べてもらった月山筍のお返しだそうだ。

 ありがたく戴いて、帰宅後に開封してみると、蒲鉾だ。小田原の老舗蒲鉾店の製品らしい。

 箱に処方箋ならぬ、食べ方の蘊蓄が書かれている。

       ふむふむ、なるほど

 蒲鉾って、よく料理に使うんだけど、先日の茶碗蒸しみたいに添え物的に使う場合が多い気がする。蒲鉾自体を主役に据えることも、たまにはあるけど、醤油をかけるぐらいしかやっていなかった。

 言われてみれば、どれも納得です。特に、オリーブオイルかけは、目からうろこ。カルパッチョの発想ですね。

 ただ、この食べ方は今後の楽しみにとっておきます。

 むしろ、やってみたいと言うか、やっておかなければならないのが、≪板わさ≫ですね。

 先日、山の神様から戴いてきた根ワサビの出番がやってきたのです。

 それから、一昨日、茶碗蒸しで使ってみた梅干しのたたきも、きっと合うはずだと思うんだよなあ。

 

 下ごしらえ・調理の部

 『切れてる』板蒲鉾なので、超簡単でした。

 ・蒲鉾を板から離す前に、半分を1/2の厚さ(元が12mmだったから6mm)に切ってしまいました

 ・梅干しのたたきは、前回同様、『味の素』を和えて

       よだれが出そう

 ・ついでと言っては失礼ですが、きゅうり竹輪?も準備しました

 そして、食事の直前になったら、君の出番です。

       こちらは、見ただけで涙が出そう

 ・適量を摺り下ろしてラップ

       さて、夕食の準備が出来ました

       これは、「来るうううう!」

 なかなかいいもんだわい。やっぱり、魚介とワサビの相性は大変よろしゅうございます。続いて、

       これも、かなりいけますよおおお!

 思うに、ワサビや梅干しの辛味や酸味による刺激が、魚介の雑味をスッキリさせて、美味しさだけを際立たせてくれるんじゃないかな。

 ついでに、

       何てったって、これ!

 おろしワサビときたら、これは外せません。

 主役である蒲鉾や竹輪は、もちろん美味しいんだけど、君は、主役の座を脅かすほどの存在感ですよ。 大変結構でございました。

 まあ、ここまでのことを振り返って見えてくることは、山のお土産がみんなを幸せにして、それが新たなお土産を呼んで、また幸せを広げてくれたということ。お土産がお土産を呼ぶってことは、言い換えると、幸せが幸せを呼ぶってことにつながっていくんですね。

 ありがたき、お土産文化。

 これが、幸せの交流であることを忘れないようにしよう。



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