山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

あれ!二番煎じの方が美味しい?

2022年09月28日 | 山菜料理

 先週採ってきた山葡萄が、保存を開始してから1週間目になった。冷蔵庫を開ける度に見ているとあんまり感じないんだけど、画像として記録を残しておくと、その変化に驚かされてしまう。

       これが採ってきたその日の状態

 1週間後には、

       こうなっちゃいました!

 ただの山菜果汁だったのが、美しい蠱惑のエキスに変身しているではありませんか。

 これは、楽しみ!早速、山葡萄のジュースにしましょう。と言っても、作業は、至って簡単。こうです。

       この通り

 ・山葡萄をガーゼで濾して原液を集める

以上です。

 これが、どのような化学変化を起こし、変身したのかは分からないけれど、美味しそうなことは確かです。

 続いて、搾りかすの方なんですけど、捨てるのは勿体ない。これまでのように、二番煎じにします。

 ・500mlの水と100gの砂糖を加えます

 ・沸騰しないように火加減を調整しながら煮込みます

 ※今回も20分弱加熱しました

 ・冷めるのを待って濾します

       500ml強になりました

 そんで、ですね。その日の夕ご飯に添えてみたんですよ。

 組み合わせてみたかったおかずは、

       とりあえず肉料理(ヒレカツなんですけど・・・)

 ここに、

       2種類の山葡萄ジュース

 カツを味わった後に、山葡萄原液を飲んでみた。ゲゲッ、口の中に残っていた脂肪とソースの味が一気に削ぎ落とされてしまった。口の中に残るのは、山葡萄の香り以上に強い酸味。「これは、きつすぎるかも。」

 続いて、二番煎じエキスを、同じように使ってみる。

 !!!

 いいじゃん!

 口の中に残っていた油味が抜けるのは同じなんだけど、爽やかな風味と甘味とが残り、「続きを食べたい!」という気持ちが湧き上がってきます。

 これぞ、ワイン効果だよ!

喜んで、お肉とジュースとを交互に口に入れてしまう。

 ・・・かなり気合いを入れて、思いを込めて見守り続けた1週間。出来上がってみれば、二番煎じの山葡萄ジュースが明らかに美味しいという結果になってしまいました。

 でも、この原液は、味が濃厚で、酸味が強すぎるというだけだよね。修正出来るはずです。

 どう修正して、より美味しくするかは、調理人の腕次第じゃないかな。

       きれいなジュースなんです

 原液の場合、発酵が早く始まってしまうらしいので、そんなに時間はありません。でも、次の対策を考えて、美味しくいただかねばなりませんね。

 もうひと山越えなければならないようです。



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