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山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

揚げ玉がまだ残ってるのに

2025年04月24日 | 山菜料理

 春が一歩進んだことを実感できた今回の山菜採り。

 前回、目にすることができなかった山菜と出会うことができた。

 N川に関しては、春の始まりから、春真っ盛りへと季節が移行したと言ってよいと思う。

 さて、山の神様から戴いてきたこのお土産を、どう料理するのかということになる。

 まずは、シドケです。

       きれいに洗ったら茹でておひたしにします

 なんとなく、食べる人間に対して、ちょっと収穫が多かった気がする。

 つまり、食べ終わるまで少々時間がかかりそうなので、今回は固めに茹でて日持ちを良くすることにしました。

       仕上がりは普通ですが

 普通よりも香りが強く残った感じ。独特の風味を楽しむ山菜ですから、これは、望むところよ!

 ただ、病み上がりのマタギにとっては、茎の部分が少々固い感じ。

 妻に交渉して、小分けにする時、マタギ用には茎の細い部分や葉の部分を中心にすることを了承してもらった。

 それでも、これぞ春の味ですね。好きな人間には堪らない美味しさなのであります。

 そうして、今年の初物が、あと二つあります。

 タラノメと赤コゴミです。

 これは、天ぷらにしていただくことにします。

 正直なところを言うと、赤コゴミは煮物にしてこそ最高に美味しくなる山菜なんです。

 でも、ちょっと今回は手が足りないので、割愛させていただくことにしました。

 タラノメがあるんだもの。

 タラノメは、誰が何と言おうと、天ぷらが一番美味しい!

 こちらには、本気で向かい合いたいので、赤コゴミ君にもお付き合い願うことにしたのです。

 冷蔵庫には、先日揚げたときに出た揚げ玉が、まだ結構残っているんです。

       揚げ玉は、みんな大好きだから何とかなるでしょう

 だけど、舌の根も乾かぬうちにと言うか、揚げ玉も食べ切らぬうちに、また天ぷらを揚げたいのですよ。

 それでは、参ります。

       先ずは付け根を切って、ハカマを外します

       太さが様々ですね

 

       ふろふきダイコンの隠し包丁のように切れ目を入れます

 タラノメは、低温で芯までしっかり揚げることで、美味しさを最大限に引き出すことができます。

 昨日とってきたフキノトウと、

       こちらも食べ頃

       赤コゴミを食べやすい長さに切って

       どういうわけかエビ天も揚げちゃえ

       山菜苦手な人用

 今回考えている作戦があります。

 それは、衣がダレないうちに揚げる方法。

       卵水も粉類も

       半分ずつ用意して

 衣を塗す直前まで冷蔵庫で待機させてみます。

       衣を塗して

       揚げ始めたら、衣を交代

       冷たくてブレンドしたての衣で揚げていきます

       エビちゃんもおいしそう!

       余は満足じゃ!

 タラノメは、ホクホクと甘く美味しく仕上がり、フキノトウは、キド味が半減されて程よい旨み。

 シドケの春の香りが絡んで、言うことなし。

 春の膳です。

 前回の天ぷらから、そんなに間が開いていないんだけど、家族も大喜びでした。

 ひたすら、自然の恵みに感謝ですね。

 季節の神様、山の神様、ご馳走様でした!