今回いただいてきたアジ、気温が低かったというのもあるんだけど、とても良い状態のまま持ち帰ることができた。
このいい状態を味わうとなれば、やっぱり生でしょう。
先ずは、刺身にしていただくことにした。
これまでに経験してきた知識を、一つ一つ確かめながら、最高に美味しい刺身に仕上げようではありませんか。
まずは、下ごしらえから。
アジと言えばゼイゴと考えていたけれど
最近分かってきたことなんだけど、アジを刺身にする場合、ゼイゴを削ぎ落す必要はありません。
むしろ、気を遣わなければならないのがウロコです。
これをきちんと落としていないと、色々なところに張り付いて悪さをするのです。
したがって、最初の下ごしらえは、ウロコ落とし。
続いて、頭とワタを抜きます
※ここから先、魚の身に対して水は一切使いません
※包丁を洗ったり拭いたりは、まめにやりますよ
三枚に下ろしたら腹骨と血合い骨を外します
皮を剥きます。
薄皮と身の間に包丁の刃を当てて、皮と刃をまな板に付けたまま皮をひき剥がします。
ほぼほぼ綺麗に剥けました
ご覧の通り、ゼイゴが付いていても、皮むきへの影響はありません。
幅数mmの平造りにしてみました
念のためにワサビも使えるようにしておきましょう
そうして夕食です
まずは、醬油をちょっとつけて口に運びます。
おお!!
トレビアン!!!
プリプリとしまった身が、なんとも心地よい舌ざわり歯ざわりで、ほんのり甘い。
皮目の脂身は、全くくどさがなく、むしろ爽やか。アジの身の甘みを包み、食感をまろやかにしてくれている感じ。
正直なところ、ワサビは不要ですね。
添えるとしたら、おろし生姜かな?
一応、試してみたけど、やっぱり、アジとワサビ、それぞれを別々に味わった方が、ずっと美味しいですな。
いやあ、旨かった!
これだけ美味しく戴けたのは、久しぶりかもしれない。と言うか、買ってきた魚で、この美味しさを味わうのは無理でしょう。
家族も、大満足の様子でした。
さて、残りは4匹。
焼くか揚げるかで戴こうと思っていたけど、刺身の美味しさをもう少し楽しみたいですね。
作戦は、明日までに立て直してみたいと思います。
ああ、海の神様、素晴らしい恵みを、ありがとうございました。