山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

恵みに感謝!

2020年07月25日 | 山菜料理
 長い長い時を経て開封した月山筍の瓶詰め。1年以上の月日が経過したとは思えない美味しさであった。
 さて、そろそろ残っている筍も調理しないと劣化が始まってしまう。
 結構考えたんです。洋風、中華風、和風・・・。色々考えられるんだけど、なかなか 「これだ!」 というレシピが思い浮かばない。
 そんでもって辿り着いたのが、「素材の旨さを生かす」ことと「素材と相性の良い食材と組み合わせる」ということ。当たり前と言ってしまえば、当たり前の結論に落ち着くことになった。
 要するに、「素材の旨さを引き立てて味わう」という原点回帰みたいなものですかね。そんな考えのもと決定した料理が、

  ≪茹で筍のすき焼き風煮物≫

 今回は、メインディッシュという縛りもあるので、筍と相性の良い牛肉やしらたき等を使って味とボリュームを膨らませてみました。

 下ごしらえ・調理の部
 ・煮物に加えるしらたき(1袋)と油揚げ(2枚)は、切ってから、それぞれ軽く茹でて油や臭みを抜きます

茹でたら水を切って待機
 ・筍は、長すぎれば斜め切り。そうでなければ切らない
 ※1年間月山筍を守ってきたゆで汁は、できるだけ調理にも利用します(風味が増すと考えた)
 ・タマネギをくし切りに
 ※厚めの方がいいかも(出来上がりの存在感が増す)

食材準備OK(肉以外)
 ・牛薄切り肉(250g使いました)は縮む事を想定して横幅10㎝ぐらいに切り分ける
 ・鍋に酒とみりん(各100ml)を入れて煮切る
 ・醤油100mlと顆粒だしを加えて、肉以外を煮る
 ※筍の煮汁も加えました

こんな雰囲気
 ・忘れていたので、ショウガ1片を千切りにして加えました

 ここで、暫くベンチタイム。最後の仕上げには10分あれば十分かな。
 他のおかずやコンロの空き具合を見て最終段階へ。

牛肉を加えて煮ています
 ・牛肉の茹で時間は、長すぎると固くなるらしいので、こうしてます。
ショウガとタマネギと牛肉と筍の香りが絡み合って、食欲がそそられます。(この辺が相性の良さですね)

さあ、旨そうに出来ましたよ


 本日の献立には、以前保存しておいた「三陸産生ワカメ」や、先週採ってきた「ミズのおひたし」、そして、妻が実家から貰ってきた野菜が加わりました。
 やっぱり、このメニューからも多くの方々の施しというか善意というか励ましというか、いろいろな心が滲み出ているのを感じるんですよ。
 そうして、その食材を家族みんなで心を込めて調理した結果がこの料理です。
 ありがとう。戴きます。


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