今回作った小麦粉の生地は、多分600g強。そのうち、ランチのワンタンに使ったのは、せいぜい100g程。
これだけあったうち
これしか使っていないんです
当然生地はたっぷり余っている。おそらく、500gぐらいあるだろう。これを使って夕食を豊かにするには、どうすればよいか。当然のことながら、生地をたっぷり使う料理でしょ。
一番手っ取り早いのは、ピザだと思うんですよ。基本の配合が同じだからできるはずです。ただねえ、パスタマシンを使わないと面白くないんだよな。そこで、中華粉もの料理のカリスマ、ウー・ウェンさんの料理本を眺めてみる。
おお、いいのがありましたよ!
その名も、春巻
普通のレシピでは、春巻の生地は、伸ばすんじゃなくて、薄く焼いて作るように書いてあるんだけど、このお方は、春巻の生地も手で伸ばして作ってしまうんですね。さすが。マタギにはその技術はないけれど、パスタマシンがあるからやってみる価値があるんじゃないかな。挑戦してみましょう!
下ごしらえ・調理の部
まずは餡を作ってみます。参考にしたのは、『栄養士のレシピ』さんと『白ごはん』さんと『クラシル』さんです。まず具材を準備するところから大きく躓きました。
今回使った主な具材
3つのレシピで共通していたのが、春雨とタケノコの水煮と干しシイタケなんだけど、手元にあったのは春雨だけ(^0^;)。タケノコは、レンコンで代用。干しシイタケは、竹輪の千切りで代用しました。当然、その戻し汁もないから顆粒出汁で微調整します。
・ネギ10cmとショウガ1かけをみじん切りにし、ごま油で炒めます
・香りが立ってきたら、1センチ幅に切った豚小間150gを加えて焼き色が付くまで炒めます
・ニンジンとレンコンの千切りも加えて火を通します
・春雨40gと竹輪1本も加えたら調味料を入れてさらに炒めます
※調味料は酒醤油みりん各大匙1、オイスターソース鶏がらスープの素砂糖各小さじ1に顆粒出汁と水大匙2
・最後に火を止めて水溶き片栗粉大匙1+1を加えて再加熱して、とろみが付いたら出来上がり
生地を作ります。
・塊だった生地を薄切り(5mmぐらい)にして、パスタマシンで徐々に広く四角く伸ばしていきます
・最後のダイヤル「9」(厚さ0.4mmだそうです)まで伸ばしたら、出来るだけ正方形に近づくように切り分けて
・餡を包んでいきます
※薄力粉を打ち粉にしました。同じく薄力粉を水で溶いて、生地の糊付けに使いました
途中から妻が参戦してくれたので、すごくはかどりました。
かわいい春巻が沢山できました
※パスタマシンの横幅が15センチぐらいしかないので、市販の皮より小さく仕上がります
・170℃の油温で、どんどん揚げていきました
温度はもっと低くてもよかったかもしれない。ウー・ウェンさんのレシピを読み直したら140℃と書いてあった。
ま、出来たんだから食べましょう!
戴きます!
なかなか美味しいではありませんか。と言うか、このもちちした食感は、初体験かもしれない。
「なんだか、ピザを食べてるみたい。」
とは、家族の感想。確かに、ピザ生地の食感に近いものがある。
当然と言えば当然か。本来、薄力粉だけで生地を作るのに、強力粉を同量加えてピザと同じ割合にしているんだからね。
でも、美味しいじゃありませんか。春巻のサイズが小さいせいなのか、美味しいからなのか、どんどん売れていきます。作者としては、うれしいかぎりです。
作ってみてよかった。作ってみればこそ、次回への課題も見えてきますから。
粉の割合と、油温。次回は、この二つに気を配りながら作ってみたいと思います(このままでも十分美味しいんだけどね)。
ああ、面白くて美味しかった!
ウー・ウェンさん、栄養士のレシピさん、白ごはんさん、クラシルさん、そしてパスタマシン君、ありがとうございました。