山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

手強いカヌレ

2023年01月25日 | 日記とレシピ

 以前から作ってみたかったお菓子の一つにカヌレがある。なんとなく大人のお菓子っていう感じで魅力を感じるんだなあ。で、つい勢いでカヌレ型を注文してしまったんですよ。

 すると、今どきのネット通販は優秀で、次の日には自宅に届いてしまった。妻はあきれていました。

       テフロン加工済みのかわいいサイズ

 届いたからには、使わねばなるまい。次の休みの日に試し焼きしてみることにした。というのも、たまたま材料が全て揃っていたんですよ。

 ただ、調べたレシピのほとんどが、「生地を半日から1日寝かせろ」と書いてあります。さすがに、それほど時間に余裕があるわけない(山菜を戻す時は待つけど、基本的に長期計画路線で調理してるものだからね)。さて、その日のうちにできるレシピはないかな?

 見比べていくと、『クラシル』のレシピだけは、その日のうちに焼いても大丈夫みたい。決まり、これで行ってみます。

 下ごしらえの部

 ・バターをレンジで溶かしたら

 ・型の内側に塗っていきます(焼き上がった時にくっつかないようにだそうです)

 ・バターが固まる前にグラニュー糖をまぶして廊下(寒い)で待機

 調理の部

 ・バニラビーンズ1本を縦に割って

 ・小鍋に牛乳280gとバター20g、バニラビーンズを入れ、沸騰直前まで加熱し待機

 ・溶き卵小1個と卵黄2個にはちみつ20gを混ぜて、こちらも待機

 ・薄力粉90gをふるいにかけて、グラニュー糖150gを混ぜて

 ・待機していたはちみつ卵を加えて

 ・バター牛乳も何回かに分けて溶いていきます。ラム酒も大匙1ほど加えました

 ・お待たせしました。カヌレ型に8分目ぐらいまで注いで

 ・220℃に予熱したオーブンで60分

 と思ったら、15分後。台所から悲鳴が聞こえてきた。

「煙が出てる!」

確かにモウモウと煙が立っているではないか。慌てて加熱を取り消してトレーを出すと、予想以上に膨らんだカヌレが天板に触れて焦げ付いていたことが分かった。

あちゃー!

しばし途方に暮れる。

 台所から煙を追い出して、天板に張り付いた焦げを拭き落として、カヌレを見る。

んんん、焦げてるのは上の面だけじゃないか?これは、やり直せるかもしれない。

型からカヌレを出すと、焦げた部分だけ削ぎ落して型に戻していきました。

       焦げを削ぎ落して再開します

「オーブンの下の段で焼いた方がいいんじゃない?」

おっしゃる通りです。こんなに膨らむとは予想していませんでした。

 冷静さを失っていたせいか、何分間焼き直したか覚えていません。ただ、1回目と違ったのは、焼いている間、目を離さずにいたこと。

       そろそろいいんじゃないかな

 多分、焦げ付かせる前だったら、もっと濃い焼き色が付くまで粘ったと思うんだけど、怖くてこれ以上焼く気になれませんでした。

       チョコやジャムをかけたり

       アーモンドやパウダーシュガーをかけたりして戴きました

 外側のサクサク感に対して、内側のもっちり感の対比が面白い。バニラビーンズとラム酒のほのかな香りも楽しめる大人のスイーツですね、確かに。  家族も、とても喜んでいました。ただ、

       割ってみたところ

内側の固まり具合がこれで良かったのか、やはり、もっと時間をかけるべきだったのか、自信がありません。

 このお菓子はですね、今年度中に、あと2回は作る予定でいます。

 今回の、膨らみすぎ焦げ付き事件の原因と対応方法も、もう少し調べて改善していきたいと思います。

 いい宿題をもらった感じですね。それでは、次回!

 もっとうまく焼くぞ!!