2日続きの審判が終わって、カツオの刺身とタタキで栄養を摂って、翌日は夜勤だからゆっくり休もうかとも思ったが、午前3時半集合出発で山菜採りに出かけた。(スミマセン。日記の順番が前後してます。)
前回のタケノコ採りの翌日もそうだったけれど、この時期こそ山菜のハイシーズン。そして、なまった身体を鍛え直すのに最適な季節なのだと思う。
前々回紹介した月山筍採り場と同じ湯殿山山域なんだけど、A氏と訪れるのは標高の高いN沢の月山筍採り場。これに対して、向かいの住人M氏と訪れるのは、それよりも若干低いH川流域の山菜畑。今回訪れるのは、後者のH川だ。
ここも、魅力的な採り場なので、毎年欠かさず訪れている。なんと言っても、この山域に溢れるマイナスイオンに癒やされるんだなあ。
豊かなブナ林
そして、豊かな山菜たちなんだけど、
ミズは、まだ出始めでした
途中から、かなり強い雨が降り出したんですけど、行けるところまで行くことにする。
この沢は、よほどの豪雨でない限り増水しない
慎重に沢を越える
本日一番逢いたかったものに出逢うことが出来ました。
サンカヨウの花
どういうわけか、殆どの花が散っていて、咲いていたのはこれだけでした。
まだ雪が残っています
ミズが小さいわけだ。やっぱり豪雪だったことを再確認。
最も収穫が期待出来る広場に降り立つ。
この広場のランドマークだった巨木が折れていた
去年、道のりの途中の巨木が折れてしまい寂しい思いをしたのだが、こちらも折れてしまったか。 寿命なのか、豪雪のせいなのかよく分からないけれど、合掌。
ワラビも出始めでした
先々週のワラビ採り場よりも200mぐらい海抜が高いから仕方がないのかもしれないけれど、下界が真夏日でも、この辺は初春の雰囲気。豪雪の年は、こういう不思議さというか、おもしろさがある。
本日の収穫品、フキ
どういう訳だか、よく分からないのだけれど、フキだけはスクスクと成長していたので、これを貰って帰ることにした。
M氏は、ミズとワラビも採っていた。
「おもしろいもんだずね。まだ、春が来たばっかりだ。」
「また来週も来ねんねな。」
「うん。また連絡すっから宜しく!」
山菜畑の出入り口に戻った
不思議の国からの帰還。まだ雨はあがらないけれど、季節の進み具合の確認ができて、花に出逢えて、それなりの収穫があったので良かった。
雨に濡れた斜面を登り切ると、
タニウツギが、ほぼ満開
今年の季節の進み方は、面白い。とっくに真夏を迎えたような下界と、雪の消えたところから一気に春そして夏へと進む斜面と、いつまでも雪に閉ざされた渓底と、3つの季節が混在しているのだ。
その辺の違いを眺め、楽しみながら山を歩くことができる。なかなか豪華な年になったようだワイ。
これも、山の神様と季節の神様のおかげですな。
ありがとうございます。