山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

カツオ食べたい!

2022年06月25日 | 日記とレシピ

 本日の山形は真夏日。

       こういうイメージ(まだハスは咲いていません)

 日中いっぱい審判をしてきたので、帰宅するとヘロヘロ。

 カーッとロックの日本酒(これ、すごく旨い!)を飲んで一息つくと考えた。

「こんな日の夕食は、刺身でしょう。それも、何てったってカツオのタタキだ!」

ここまでの発想は、いいよ。でも、それからがあまり宜しくなかった。

 ネットで、各スーパーのチラシを検索する。その中で、『カツオ』の売り出しがうたわれている店を見つける。で、その店に電話をかける。

「すみません。そちらでカツオのセールをやっているって書いてあったんですけど、1匹とか半身で買うことは出来ませんか?」

「ごめんな。うちではどの支店でも、ブロック売りは禁止になってるんだよ。」

へええ、そうなのか。次の店。

「うちではOKだよ。でも、今日仕入れた分は全部捌いちまったから、明日以降だな。」

なるほど。時間帯が遅すぎたか。もう夕方だし、仕方がないな。

 で、なにげに台所に行って妻にこの話をすると、プンプンしだして、

「先に聞いてよ!今日は、お父さんのためにカツオのサクを買ってきてたのよ!」

だって。

 こいつは、すみませんでした。なんと、同じことを考えていたとは。『以心伝心』じゃないですか。・・・発想はよかったんだけど、連絡が不十分だったってことか。

 早速、冷蔵庫の中を見る。

       腹側と背側のサクでした

 おおっ、なかなか良さそうじゃない。これはですねえ、

  ポクポクポクポク チ~ン

    ≪皮のないカツオタタキ≫

 普通に考えたら刺身です。だから、半分は、普通に刺身にしようと思います。でも、今回、作りたかったのはタタキなんです。で、この際、確かめたかったこともあったので、やってみることにしました。

 下ごしらえ・調理の部

 ・背側の身は、素直に刺身にします。

 ※平造りにして並べてみました

       ・残ったサクに塩して

       ・串を刺します

       全面に火を通していくと

       脂身がはぜ始めます

 ・冷水でしっかり冷ます

 ・水気を拭き取って

 ・こちらも平造りにしました

 ・ニンニクを薄切りに

 ※刺身にもタタキにも合います

 ・ゴマ油と醤油でヅケ汁を用意

 ※こちらもかなり旨いっす

 この先、夢中で食べてしまったため、画像がありません。とても旨かったです。

 一応、皮なしのタタキについて解説。タタキの旨さは、カツオの皮を焼くことによる野趣というか、うまみを楽しむことが一番の楽しみと言ってよいのだと思います。何てったって、お魚は、皮周辺が一番旨いのだから。

 今回は、それがない。でも、結構と言うか、かなり美味しいんですよ。理由は、多分、カツオの表面を焼いたため。これによって、カツオ独特の臭みが、かなり軽減される。これが、タタキが美味しいもう一つの理由だと思うんです。自分としては、この辺を目指してみました。

 おかげで、家族一同、夢中になって食べてしまいました。

 いやあ、それにしても、先走って買いに出かけなくてよかった。おかげで、カツオタタキの奥深さの一端に触れることができた感じ。この考え方は、他の魚にも使えそうな気がします。

 ありがとうね、妻よ(ケンカにならなくて良かった(^_^;))。