山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

泣く子も黙るカニ料理

2022年06月10日 | 日記とレシピ

 今朝届いた石巻からの鮮魚箱、アジは見たけど、全容はまだ掴んでいない。

 「箱の中に、カニも入っているの。で、さっき連絡が入って、すごく美味しいから、今日のうちに食べてしまいなさいって。」

「どんなカニかな?」

「モクガニだって。」

「んん?モズガニのことか?」

「そうかも。」

・・・モクズガニなら時々捕まえてきて調理しているが、それ程美味しいと思ったことはない。どれどれ?箱を開けて覗いてみると、モクズガニとは似ても似つかないお姿。

「これって、毛ガニじゃない?これなら旨いよ!」

「でも、ナントカガニって言ってたんだけど。ああ、ツクモガニって書いてある。」

へえ、初めて聞く名前だ。早速調べてみると、毛ガニとはちょっと違うクリガニの仲間で、青森から三陸にかけてが産地の美味しいカニらしい。サイズ的には、中型なので、もう調理の仕方は決定ですね。

  ≪カニ汁≫

 量的にそんなに多くないんだったら、カニから出るエキスをたっぷり味わう椀物が合うはず。そう考えての調理だ。

 下ごしらえの部

 ・カニが氷で眠っている間に真っ二つに切ってしまいます

 ※起き出すと厄介なので、ここは心を鬼にします。

       お前は既に死んでいる(抵抗される前に切っちゃった)

 ・鍋にカニを入れて、ヒタヒタになるぐらいまで水を注ぎます

 ・火を入れて沸き出すとともに

 ・アクが出てくるのでこまめに掬い取ります

       かなり澄んできました

 ・ここまで来たら下ごしらえ完了です。一旦火を止めて待機

 調理の部

 ・主に味噌で味をつけます

 ※顆粒だし少々と醤油少々で微調整しました

 ・あとは食事のタイミングに合わせて再加熱して盛り付ければ出来上がりです

       たまんねえ旨さだぜ!

 これは、モズクガニでもモクズガ二でもなく、ツクモガニですね。さすが、毛ガニの(遠い)親戚。旨みたっぷりであります。

 これを食べ始めるときに、甲羅の外し方を伝えたんだけど、その後、一同無言。ひたすら食べ続けました。

 骨とり用の皿に、殻が積まれていくばかりです。

 ああ~!カニ汁、久しぶりに堪能させていただきました。

 『石巻からの挑戦状』には、真っ向勝負のお魚だけでなく、こういう変化球も混じるから、美味しくて楽しいんですね。

 いやあ、満足満足!叔父様・叔母様、ありがとうございます。