山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ホッと一安心

2020年06月11日 | 山菜採り
 明日はお休み。上流部での山菜採りにはまだ早いことが分かっているので、もうちょっと下の方で活動しましょう。冷蔵庫事情を点検する。タケノコは今日戴くと終わり。ミズのおひたしも同様。ワラビは、あと2~3日ぐらい。常備菜はいろいろあるから暫くは安泰。つまり、おひたしや味噌汁の具が不安になってきたということですね。
 え~と、タケノコは4日後にA氏と採りに行くことになっているから、無理していく必要はなし。したがって明日は、ワラビとミズの補充ですね。
 翌朝、3時半過ぎに出発。

得も言われぬトワイライト

 天気は良さそうだ。月山の懐まで車を進め、成育状況の観察に。

月山が間近になりました

いつもワラビを戴いている藪を覗いてみると、

ほとんどが開いてますね

少々手遅れという雰囲気。これだと、奥の日当たりの良い採り場は、もっと開いてますね。
 奥に進むのを諦めて、ここで食べ頃の物だけを貰って引き返す。ま、数日は食べられるからよし。
 次はミズ採り。目的地は、S川の支流にあたる沢だ。

いい渓は支流も良い

 少し上ると、ミズ(アカミズ)畑が広がっている。

ミズも花盛りです

この中から、我が家で食べる分を間引いて持ち帰ることにする。
 ワラビは少なめだったけど、まあ良いことにしましょう。自分なりに納得して引き返す。
 帰り道、木の枝に咲いた白い塊を発見。
 あった!


見えますか?

モリアオガエルの卵です。池塘を含めた、幾つかの環境条件が整わないと繁殖できない種。この辺りの生息地は、マタギの知る限りではここだけ。
 実は、5月からずっと気にかけていたんですけど、確認できずにいたんです。それが、やっと逢えました。
 ああ、良かった!
 今年もこの地で命を繋ぐことが出来たんだね。

 台所事情も含めて、ホッと一安心の山業になりました。
 思い残すことなく帰路につく。