山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

もしかして、うちだけ?

2020年06月10日 | 山菜料理
 フキの炒め煮完成。ミズの下ごしらえ完了。残るは、ミズの葉っぱ料理ね。
 この料理は、ミズを収穫してくると、必ず作るメニューだ。家族からリクエストされるわけではないが、出来上がった後の食べっぷりを見ていれば、いかに人気が高いかが一目で分かる。当然今回も作りますよ。

 ≪ミズの葉の天ぷら≫

 料理自体は簡単なので作り方を調べたこともないのだが、ふと、「他の人はどのように作っているのだろう。」という思いが湧いてきて、検索してみた。
  ゲゲゲッ
 検索してびっくり。レシピらしい物がない。挙げ句の果てに、「(ミズの葉は)イガイガして美味しくないかも」みたいなことを書いている山菜専門店まである。
 もしかして、これって、我が家だけの人気メニューなの?・・・そう言えば、山菜料理店に泊まりがけで出掛け、山菜三昧の料理を食べたときも、これはなかったなあ。非常に不思議である。
 私も含めて、我が家の亡き母も、妻も娘も、みんな特殊な味覚の持ち主なのかもしれない。
 ま、いいか。それでも、家族みんなが「美味しい」って言うんだから、良いではないか。
 世間がなんと言おうと作ります。

 下ごしらえの部
 ・ミズの皮むきのときに出た先端部分をサッと洗って水を切る

やっぱり瑞瑞しい!

 ・衣は「サクッ」とした食感を求めるため、薄力粉7:片栗粉3:冷水8
 ※食材と油の準備が出来たらササッと混ぜます

 調理の部
 ・油温は160℃
 ・ミズの葉の両面に衣をさっと潜らせて揚げます

 ※葉の面積が広いので、入れすぎ注意!(写真参照)
 ・浮いてきたら裏返します
 ※薄いのですぐ浮いてきます
 ・泡が小さくなったら取り出して油を切ります
 ※ここまで、ごく短時間です

 ・入れ替わりで、次の葉を揚げ始めます
 ※あっという間に揚がりますから、欲張らずに何回かに分けて揚げた方がきれいに仕上がると思います
  (欲タガリマタギの言葉とは思えませんけど)

衣が余ったのでかき揚げも少々


本日の夕食が出来ました


 今回の天ぷらは、天つゆで戴きました。塩をかけても美味しいです。中央のおひたしは、ミズとワラビとキュウリとショウガのコラボです。天ぷらも美味しいけど、このおひたしも堪えられませんよ。

 やっぱり天ぷらは、どんどんなくなっていきました。
 ・・・声を大にして訴える気はないんです。でも、余らせて捨てる予定だったら、騙されたと思って食べてみてほしい料理です、これは。

 こんな美味しい料理をうちだけで楽しんでいては、山の神様にも「ミズ様」にも申し訳ないです。ハイ。