【チドリ目カモメ科他の海鳥の仲間たち】
過去の写真からチドリ目カモメ科、ウミスズメ科、カツオドリ目、ミズナギドリ目、の海鳥をピックアップしてみました。
◎2022年2月5日 編集 チドリ目ウミスズメ科、カモメ科、カツオドリ目ウ科、ミズナギドリ目
◎ウトウ・・・頭部から上面は黒褐色で、胸から脇は灰褐色です。腹から下尾筒は白い、夏羽は眼の後方と嘴の根元に白い飾り羽があります。上嘴基部には灰白色の突起があり特徴的です。嘴は橙色で、嘴峰は黒い。チドリ目 ウミスズメ科 ウトウ属
◎カンムリウミスズメ・・・ウミスズメ類では最も南で繁殖しています。夏羽では額から頭頂が黒く、冠羽があります。後頭は白い。喉・顔・頸側・胸側は黒く、体の上面は青灰黒色。体の下面は白い。チドリ目 ウミスズメ科 ウミスズメ属
◎ズグロカモメ・・・2年目で成鳥羽になります。1年目冬羽は雨覆や三列風切に褐色斑、次列風切の軸斑も黒い。雄雌同色で嘴が短く太めで黒い。夏羽は頭部が頭巾状に黒く目の上下に白い縁取りがあります。チドリ目 カモメ科 カモメ属
◎ウミネコ・・・ネコのような声で鳴く中形のカモメです。特徴としてはクチバシの先に赤と黒の斑があり、また尾の先に黒い帯があります。若鳥は1年を通して全国でみられます。チドリ目 カモメ科 カモメ属
◎ユリカモメ・・・赤いくちばしのカモメで夏羽は嘴は細くて足は長めで背や翼の上面は淡い青灰色です。翼の前縁から初列風切の外側までは白く、初列風切の先端は黒い色で、頭部が黒褐色で嘴は暗赤色。チドリ目 カモメ科 カモメ属
◎カモメ・・・くちばしと足が黄色い中型のカモメ。全国的に渡来するが数はあまり多くない。セグロカモメに似ているが、ひと回り小さく、あしの色は黄色。くちばしに赤斑はない。チドリ目 カモメ科 カモメ属
◎シロカモメ・・・尾と初列風切の先が白く、カモメ類の中でいちばん大きい。全国に渡来しますが、本州北部以南では数が少ない。冬羽は頭部から胸にかけて褐色斑がありますが、夏羽は頭部から胸は白くなります。チドリ目 カモメ科 カモメ属
◎セグロカモメ・・・港や河口に多い大型のカモメ。成鳥冬鳥は背と翼の上部は青灰色で初列風切の先は黒く、白班があります。クチバシには赤班があります。チドリ目 カモメ科 カモメ属
◎タイミルセグロカモメ・・・カモメやホイグリンカモメ(ニシセグロカモメ)によく似た特徴を持つ。冬羽は頭部の縦斑は細くて少なく後頭から後頸に多い。嘴には赤斑があるが黒斑の個体もいる。足は黄色のものもいる。チドリ目 カモメ科 カモメ属
◎オオセグロカモメ・・・セグロカモメに似ていますが、成鳥の上面は大型カモメでは最も濃く黒灰色。幼鳥は全体に灰褐色で、羽縁は淡色、嘴は黒色。初列の突出はセグロカモメより短い。チドリ目 カモメ科 カモメ属
◎ウミウ・・・黄色の部分はカワウよりも面積が狭く、頬の裸出部は広く白くなっており、眼の後方よりやや上がり気味で白色部分が広がっています。目は青緑色。カツオドリ目 ウ科 ウ属
◎カワウ・・・嘴は白く、頬や目の周りは黄色でウミウのように尖っていません。目は青緑色。繁殖期(婚姻色)には嘴と口角の裸出部が黒みを帯び、眼の下に紅色斑が出ます。カツオドリ目 ウ科 ウ属
◎ヒメウ・・・体が細長く、くちばしも細い。全身が黒いが、夏羽ではくちばしの基部の裸出した皮膚が赤くなり、冬羽では紫色になります。若鳥や幼鳥は全体に光沢が無く、褐色みを帯び、目のまわりは暗色。カツオドリ目 ウ科 ウ属
◎オオミズナギドリ・・・日本最大のミズナギドリで、海上に普通見られる。春先に日本近海の無人島に渡来し、晩秋にかけて繁殖します。近海に集団繁殖地が点在し、いくつかは天然記念物。ミズナギドリ目 ミズナギドリ科 オオミズナギドリ属