ho999~死ぬ準備~

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名前について考える

2011年12月25日 | 日記・エッセイ・コラム

全日本フィギュアを観ていて、今日も目頭が熱くなりました。女子に限っての話ですが。

子供が生まれると名前を付けますよね。なんとなく今日は漠然と思い立ち、考察してみました(例によって大袈裟ですが)。
最近の名前は自分の子供の頃とは大違いです。まあ、移り変わりは当たり前です。ただ、これまでの移り変わりと大きな違いがあるように思います。それは命名するにあたり、まず「音」ありきの名前が多いということです。「音」に後から漢字を当てるわけです。特定の名前を出すのは差し控えますが、その昔の暴走族が使っていた当て字「夜露死苦」(よろしく)とか、スナック「来夢来人」とかを思い出してしまうのは不謹慎ですねm(_ _)m
何故こうなったかは、字の持つ意味より、音が優先されるようになった以外に、我が子の個性を際立たせたい→他にない名前、極端な場合、世界に唯一の名前を付けることにつながり、当人以外読めない名前のオンパレードとなったようです。個性的な名前は以前からありましたが、皆が皆こういう命名をするようになったのは、同じ情報を共有しているという、やや逆説的な側面があるようです。インターネットの普及で名前、字の由来、陰陽吉凶の情報?が簡単に得られます。もう一つ大きな要素と思われるのが、妊産婦の3人に1人が読んでいるといわれる雑誌の存在です。そこでは頻繁に名前の特集が組まれ、その情報からまた違う名前を付けるということが繰り返されているようです。こんなことを言っては申し訳ないのですが、ありふれた中の個性的な名前は印象にに残りますが、皆が違えば、皆、普通の名前です。また、「音」と独特な字の組み合わせは記憶に残りそうですが、まず読めないとこれも案外印象に残りません(これは音で覚える人と、速読などが得意な人に多い形状で認識する人では差があるかもしれません)。
自分の子供のことを思う親の気持ちはいつも同じですが、その表現がこういう形なのでしょう。皆同じことを考えるので結果皆同じ。でもそれはそれで安心。そんなところでしょうか。いずれにせよこの子たちが大人になる頃、自分はほとんど関わりが無いので読めなくても、覚えられなくても問題なさそうです。
そうそう、もう一つ名前を読みにくくしているのは戸籍かもしれません。意外に思われるかもしれませんが、戸籍に読み方は無く(出生届けには一応あります)、一般的な漢字の読みと、名前の読み方は必ずしも一致している必要はありません。そんなわけで「絹」→「しるく」、「一二三」→「わるつ」などもokというか、もしかしたら何でもありらしいです。例によって記憶が曖昧ですが、たしか名前に使える漢字には制限があったのに、と思います。これは名字にも当てはまるはずです。戸籍では例えば「小島」はコジマ、オジマの区別がつかなかったはずです。