ひと日記

お気に入りのモノ・ヒト・コト・場所について超マイペースで綴ります。

“白井さんならどうする”~3~ That\'s another story 

2010-04-20 04:00:00 | “白井さんならどうする─前編─”
  

“How would Lubitsch have done it?”

 映画『昼下がりの情事』『お熱いのがお好き』『アパートの鍵貸します』などを手掛けたハリウッド・コメディーの巨匠ビリー・ワイルダー(監督・脚本家)の仕事場には、自身が尊敬する映画監督エルンスト・ルビッチへのオマージュを込めたこの一文が額に飾ってあったそうです。曰く、“ルビッチならどうする?”

 そして私もまた、毎朝ワードローブの前で一人こう呟きます・・・“白井さんならどうする?”と・・・

                             

 今回で3回目を迎える“白井さんならどうする”は、前回から今回までの5週間、撮影がお休みになることが無かった為、“え!?もう30回目!?”という驚きを伴っての更新となりました。そしてズラッと並んだ30パターンの着こなしを見るにつけ、白井さんがこれだけの時間をこのブログの撮影にご協力してくださったのだと改めて感じ、まず何よりも白井さんへの感謝の気持ちがぐっとこみ上げてきました。そして次に感じるのはやはり、白井さんの着こなしの多彩さ。千変万化、縦横無尽、融通無碍・・・と賛辞は尽きませんが、言葉にするのは簡単なことですし、この30枚が白井さんがこれまで数十年続けてこられた作業のほんの極々一端に過ぎないことを思うと、私如きが軽々に言葉に置き換えるべきではありません。でもきっと・・・

 “別に意識はしてないよ”・・・そう白井さんは仰るでしょう(笑)。

 気取らず飾らず、余分なものは何一つ無く足りないものもまた何も無い。上から下まで完璧で、見る人が心地好く、着ている人の個性もキラリと主張する。大人の男の着こなしは斯くあるべし。そう、“カッコいいとはこういうこと”なのです。(画像をクリックすると其々の回にジャンプします)


※ ご高覧いただいている皆様へのお知らせ ※

  今週から私の都合により、当ブログのカテゴリー“白井さん”の更新曜日を

    火曜日・土曜日  →  木曜日・土曜日

  へ変更します。更新時間は今までと同じ早朝4時です。

  宜しくお願いします。


 “暑い寒いよりもまず何を着るべきか考えるべし”

 “白いシャツは多めに所有すべし”

 “遊び心を忘れるべからず”

 “紳士服飾はクラシック(正統)な呼び名で語るべし”

 “一つ足したら一つ引くべし”

 “どんな色だって似合うぞ!と思うべし”

 “職人技に有名無名は無関係”

 “着こなしのルールに絶対は無い”

 “着こなしの基礎を身につけたければセパレートを積極的に着るべし”

 “小物を多く揃えて組み合わせの妙を味わうのは着こなしの醍醐味”