先日の色鮮やかなジャケットスタイルから一転、この日の白井さんは色味を極力抑え“モノトーン”をイメージしたスーツスタイルでした。
“白井流”フランネルのダブルブレスト・スリーピース(伊アットリーニ製)は伝統の白黒グレンチェック柄、“小さめのノットが今の気分”と仰る年代物のジョルジオ・アルマーニのドットのタイは黒、ぺイズリーのチーフも黒、“男のドレス靴はかくあるべし”といった佇まいを見せるクラシカルな7アイレットの米フローシャイムは40年以上前の逸品で、小さめのキャップトゥが光り輝く黒靴、という“モノトーン尽くし”。色味に使われているのはロンドンストライプシャツとスーツに入ったオーバーペインのサックスのみという着こなし。
“グレンチェックは上級者向き”と巷では謳われていますが、さもありなんという風情です。でも白井さんはここからが更に凄い。
白井さんはお帰りの時間が皆さんより少し早いので、この季節はコート姿も拝見できます(実は洋品店の方のコート姿はなかなかお目にかかれないもの!)が、この日はその“コートスタイル”も見事な“モノトーン尽くし”。
今では希少な打ち込みがしっかりとした厚く重いカシミア素材(伊カルロ・バルベラ製)で仕立てられたピークトラペル・ダブルのポロコートはチャコールグレイ、ライトグレイのソフトハット(恐らくグァナコ素材)、襟元に巻かれた大判のカシミアマフラーはチェック柄のミディアムグレー、最後に黒革のグローブでスネークウッドのステッキを握って完璧な“白井流コートスタイル5点セット─ver.モノトーン”で帰路に着かれました。
蛇足ですが、この日の始め、白井さんは私が巻いていたサックスのカシミアマフラーをご覧になって『マフラーいっぱい持ってるね。』と軽いジョークを。白井さんはマフラーの類を合わせて30本程所有されていると予て伺っていた私は思わず赤面の体。『少ししか持っていないのでなるべく意識して色を変えているだけです・・・』と照れ笑いしたのですが、白井さんから『いいね、それ大事だね。』と思いがけずお褒めの言葉を頂きました。なるほどなるほど笑。
この白井さんの企画、
実は心待ちにしていました。
そう思っていた人も
決して少なくないはずです。
写真といい、絶妙なコメントといい
いままで、こんなにわくわくしながら
見たブログは他にありません。
是非、コンスタントに続けてください。
とても楽しみにしています。
※別にプレッシャーをかけようと思っているわけではありません。マイペースで構いませんから笑
実はここ数日不安とプレッシャーに苛まれる日々でした。何故なら目指す山は余りにも雄々しく峻険で気高く荘厳だからです。
私は現在、朝早い仕事に従事しているので帰りも早く、このタイミングを逃せばもう二度と叶えられない試みになるかもしれないと思い、意を決して臨んでおります汗。
幸い白井さんは毎回暖かく迎えてくださるので、白井さんに“もう終わり”と言われるまでは決して自分からは後戻りすまいと心に誓っております。そんな気持ちのここ数日でしたのでおじおじさんのコメントは心に沁みました。
とはいえ、肩肘張らず私らしくリラックスして続けようと思っています。白井さんの感性・知性・人間性が少しでも垣間見え、読む方に感じて頂けるような内容になれば、私にとってこれに過ぎたる喜びはありませし、何より私自身が毎回紛うことなき真の男の装いをこの目に焼き付けられるのですから。
では!笑
これは偉業です。
後年、歴史的な価値も
伴ってくるかもしれません。
出来ることなら
最後は本にして
出版してください。
期待しています。
プレッシャーをかけているわけでは
ありません。
毎週楽しみにしています。
こんばんは。
すごいカテゴリーが出来てしまいましたね。今までもローデンコートといい、ポロコートといい、アニエリの時計といい、かなり参考にさせてもらっていましたが、今度も参考にさせて頂きます。
ほんと、無理しない程度に気の向くまま更新していってください。
では。
残念ながら出版の予定はありませんが笑、楽しく続けていこうと思います。
では。
是非是非ご参考になさってください!『良いものはいつだって良いんだよ。』哲学的な言葉ですが白井さんはそう仰っていました。世代を超えてNT478さんや私などの若い層にもきっとハッとする発見があると思います。ただもの凄くハイブローですけど汗。
未来のことは誰にもわかりませんが、一つだけ確かなことはこの試みには私にとって続ける価値が十二分にあるということでしょうか。“今日は白井さん何を着てくるんだろう”と思うとき、その楽しみは言葉ではちょっと表わし難く、物事の価値というのはそういうものじゃないかと笑。
でもご声援&ご心配痛み入ります。無理せず続けようと思います。ではでは。