ひと日記

お気に入りのモノ・ヒト・コト・場所について超マイペースで綴ります。

天へと

2008-08-30 17:11:48 | お気に入り


 満員の通勤電車、何気なく見上げた車内広告に掲載されていた文章にたいへん感銘を受け、思わず『うっ・・』となってしまいました。第一回きみまち恋文全国コンテスト入賞作品を掲載した『日本一心のこもった恋文』(NHK出版)という本からの抜粋だそうです。日本語の美しい文章・・・縦書きにできないのが残念です。そのまま転載します。

 
 『天国のあなたへ』
 
  娘を背に日の丸の小旗をふって、あなたを見送ってから、もう半世紀がすぎてしまいました。たくましいあなたの腕に抱かれたのは、ほんのつかの間でした。
  
  三二歳で英霊となって天国に行ってしまったあなたは、今どうしていますか。

  私も宇宙船に乗ってあなたのおそばに行きたい。あなたは三二歳の青年、私は傘寿を迎える年です。おそばに行った時、おまえはどこの人だなんて言わないでね。よく来たと言って、あの頃のように寄り添って座らせて下さいね。お逢いしたら娘夫婦のこと、孫のこと、また、すぎし日のあれこれを話し、思いっきり、甘えてみたい。あなたは優しく、そうかそうかとうなづきながら、慰め、よくがんばったねと、ほめて下さいね。

  そして、そちらの「きみまち坂」につれて行ってもらいたい。春のあでやかな桜花、夏、なまめかしい新緑、秋、ようえんなもみじ、冬、清らかな雪模様など、四季のうつろいの中を二人手をつないで歩いてみたい。

  私はお別れしてからずっと、あなたを思いつづけ、愛情を支えにして生きて参りました。もう一度あなたの腕に抱かれ、ねむりたいものです。力いっぱい抱きしめて絶対にはなさないで下さいね。

                        秋田県 80歳 T・Yさん

  
 

帆布の鞄

2008-08-20 18:06:30 | お気に入り
 
 『ダニエル&ボブ』のキャンバス地の鞄です。

 私はこの時期カジュアルな恰好での通勤が多いので、この鞄がとても活躍してくれています。

 昨年の夏、自然な色合いのキャンバス地で茶色の革とのコンビネーション・・・というコンセプトで探した鞄でしたが、なかなか思っているものと出会えず苦労したことを憶えています。


 
 カチッとしたモノ作りは日本の職人さんも世界に引けをとらないぞ!と思うのですが、こういうラフなちょっと緩めの、でも上質さも醸し出しているカジュアルなモノを作らせるとほんとにイタリア人は上手だな~と常々思います。

 う~ん・・・『遊び心』・・・ですかね笑。最近の私の、『気になる言葉』でもあります笑。

 

蝉時雨

2008-08-18 17:17:15 | 散歩


 しずけさや いわにしみいる せみのこえ

 芭蕉が庄内の山寺(立石寺)で詠じた音の世界は、お盆の東京でも感じることができました。

 そろそろ夏の終わりが近づいてきていますね。

ストライプ

2008-08-16 14:14:27 | お気に入り


 真夏に入ってからは全く出番が無いシャツとネクタイたち。不憫なのでせめてブログで登場させたいと思います。



 シャツはネイビーストライプとサックスの白抜きが信濃屋別注の『FRAY』。白は天神山オリジナルの麻のボタンダウン。

 タイはライムがルイジ・ボレッリ、シャンパンがバーニーズ・ニューヨーク、麻のブルーのフランコ・バッシです。



 ストライプ柄はシャツにしろネクタイにしろ大好きです。



 いずれもお気に入りのシャツ&タイです。
 


 暑い最中でも、清潔なシャツに鮮やかな色柄のタイをキリッと締め、着こなしで涼やかさを演出するスマートな紳士を見かけると尊敬の念を送ると共に男惚れしてしまいます(滅多に見かけませんが汗)!私はまだまだ未熟者・・・ブログで表現するのが精一杯です笑。

 



 信濃屋さんのHPです→http://www.y-shinanoya.co.jp/top.html

 天神山さんのHPです→http://www.tenjinyama.jp/




白いスニーカー

2008-08-16 13:56:44 | お気に入り


 アディダスの『スタンスミス』です。



 アディダス屈指のロングセラー商品ですが、最近廃盤になってしまったとか・・・スタンスミスよおまえもか!



 夏の強い陽射しにはシンプルな白いスニーカーが良く映えますね笑。

北京五輪男子サッカー日本代表

2008-08-11 17:53:55 | お気に入り


 昨日、北京五輪男子サッカー日本代表がナイジェリア代表と対戦し1-2で敗戦。オランダ代表との最終戦を残しグループリーグ敗退が決まりました。

 大変残念な結果に終わりましたが、今回も世界との差、厳しい現実を突き付けられた形となりました。今は悔しい思いで一杯です。

 中盤での攻防では引けをとらないが、自陣もしくは相手ゴール前での厳しさ、強かさで一歩及ばない・・・今回もこの課題が浮き彫りになったと思います。

 ナイジェリアの2点目、相手フォワードが放った一か八かのシュート・・・あのシーンが象徴的だったような気がします。日本はまだまだあのようなシュートを『決める』のではなく『決められてしまう』立場なのでしょう。勿論、だから日本のDFやFWはだめなんだ、という単純な問題では無いことは言うまでもありませんが。

 アテネ五輪代表監督の山本昌邦氏はアテネ五輪での記録であるその著書『指南録』の対イタリア戦の項で、イタリア選手が無理な体勢から放ったにも関わらすゴールに捻じ込んだアクロバティックなシュートについて、『彼らはきっとそういう練習を普段からやっている、とその時直感した。』と語っていました。『綺麗なパス回しからFWがシュートしやすいラストパスをし、それを決めればナイスシューッ!というような練習をしていては世界との差は縮まらない』というようなことも書いていたと思います。山本氏が4年前に鳴らした警鐘・・・この課題はまたも今後に持ち越しとなったようです。勿論、たった数年で解決する問題でもありませんし、明確な答えがあるわけでもありませんが。

 メンタル面においても日本の選手たちの『ナイーブさ』が目立っていました。

 これは様々な競技の多くのスポーツ選手が語っていることらしいのですが、所謂『五輪には魔物が棲んでいる』的な発言ですが、五輪というのは選手にとって『特別』というよりは『特殊』なイベントらしく、施設・スタッフなどのサポート面、競技の運営・進行面などにおいて他の大会(各競技の世界選手権など)と比べるとだいぶ勝手が異なる(平たく言うとお粗末)そうで、選手が普段の力を普段通り発揮することがやたら困難になるという、オリンピックという大看板の割には、変な大会なのだそうです。

 今回のサッカー場のグランドの芝もかなり荒れていて、日本の選手たちはパスミス・トラップミスをしないよう細心の注意を払っていたように見受けられましたし、ミスをしたときの表情も痛々しいくらい『ナイーブ』でした。相手のナイジェリアやアメリカの選手は『それはそれ』とサバサバと割り切っていたように感じられたのは私だけでしょうか。『相手も同じ条件さ』と・・・

 うっ(涙)・・・

 ・・・彼らは監督・スタッフも含めて私の国の代表ですから、私はいつも彼らの戦う姿に自分自身を重ね合わせたりしています。彼らが本当に精一杯プレーしたことはテレビ画面からも充分に感じ取ることができました。彼らの健闘を称えたいと思います。全ては精一杯やった結果だったのです。

 『This is Football.』
 

天璋院篤姫

2008-08-03 17:57:10 | お気に入り


 2008年NHK大河ドラマ『篤姫』の原作、宮尾登美子著『天璋院篤姫』を読みました。

 歴史モノ大好きな私ですが大河ドラマはその年によって観たり観なかったり。今年の『篤姫』も最初は『篤姫?誰?』という感じであまり興味がありませんでした。

 が、ある日ふと見かけたテレビの中の『篤姫=宮崎あおいさん』の凛とした佇まいと可憐な美しさにハッ!と息を呑んだ私は以来すっかり『篤姫』フリークに(真の歴史愛好家の皆さんごめんなさい汗)笑。気になりだすと止まらない性格ですので早速、原作の『天璋院篤姫』を購入しました。

 『天璋院篤姫』は実在の人物で(当たり前ですね)、薩摩藩島津家の分家の娘から一躍徳川13代将軍の御台所となり、幕末から明治への激動の時代の中、大奥の総帥として君臨。『女に生まれたのが惜しいくらい』といわれたその器量は大奥3千人の女中のみならず、表方の幕閣や幕臣、ひいては江戸市中の町民にまで尊崇されたというほどの女性だったそうで、『天璋院なくば、幕府瓦解の際、徳川家は取り潰されていたであろう』と後々まで言われていたそうです。

 読後の感想ですが、いや~面白い!一気に読んでしまいました!宮尾登美子さん・・・実は彼女の小説を読むのは初めてだったのですが、凄い!江戸城大奥が主な舞台ですので、きっと資料も少なかっただろう(昔の歴史資料には女性はまず出てきません)と思われるのに、幕末から明治維新までをまるで舞台裏から観察するような感覚に陥るほどのリアリティに溢れた作品でした。

 登場する女性達の心情描写も、やはり女性作家ならではの細やかさで描かれていて、私にとっては新鮮な感じでした。特に『天璋院』その人については『あ~こういう生き方をした人もいたんだなぁ』と、その激しくも哀しい人生に深く感じ入る所がありました。

 さて、ドラマの方は現在、安政の大獄の頃あたりに差し掛かってきていますがこの先も目が離せません。そして今日は日曜日!今夜の放送も楽しみです笑。


ラコステ L1212

2008-08-02 16:45:41 | お気に入り


 夏の大定番!!ラコステのポロシャツ L1212です。

 連日続くテレビの気象予報士の『今年の夏は暑い!』という脅し文句にすっかりびびった私は、先日急いでポロシャツを買い足しに行きました。

 今回は濃いめのオリーブグリーンを購入。

 私は普段使いのTシャツやポロシャツはくすんだ中間色っぽい地味な色が好みですね。なんとなく肌の色に合っているような気がするからです。

 ハイテンションの7月を経ていよいよ8月に突入!子供の頃は一日一日が永遠に続くほど長~く感じたり、次第に残り少なくなっていく夏休みの日数を指折っては切ない思いになったり・・・そんな8月に入ると夏の折り返し地点を通過という気持ちになるのは私だけでしょうか笑。大人になった今もあの頃の夏の残像が心の中にあるようです。