
ユメカサゴ ( 夢笠子 )
- Helicolenus hilgendorfi ( Steindachner and Doderlein,1884 ) -

ユメカサゴの塩焼き
今日は、ユメカサゴのお料理第三弾、最終回です。
先日、アクアパッツァ 、潮汁 と二種類の汁物をアップしたけど、
今回は、塩焼き。
ユメカサゴは、大変美味しいお魚で、煮ても、焼いても、お刺身も、汁物もイケるオールラウンダー。
でも、意外な事に、わたしはユメカサゴを焼いて食べる事は殆ど無いの。
どうしてもお刺身、或いは汁物、アクアパッツァみたいなのを選んでしまうという事なのよね。
そこで今回は、お刺身で食べる事を自粛して、塩焼きにしてみたの。

このオレンジ系の赤い皮目が華やかですこと。
食卓に、この赤い皮の焼き物が並ぶと、とたんに明るいイメージになるわね。
赤い魚は美味しい、という都市伝説みたいな、根拠の無い事を言う人もいるけど、
こういう華のあるビジュアルをみると、それもまんざら否定もできないと思えてしまうわ。
お料理の善し悪しに、わくわくさせられる様な見た目の美しさも必要ですからね。

でも、この赤い網タイツ、見様によってはケバいと感じるくらい派手よねぇ。
わたしがこんな網タイツはいたら、セクシーだって言われ、モテるようになるかしら? (笑)
なかみも釣り合ってないと、見かけだけではダメかなぁ。(笑)

派手な網タイツを脱げば、ほらこんなに色白、プリプリの魚肉に、また心奪われてしまうわ。
着てても脱いでも文句なし、ユメカサゴの美しさは超一級品ね。
最後になったけど、肝心の味覚なんだけど、これがまたとても美味しいのよ !
カサゴ・メバル属に共通のプリプリした魚肉は、パサ付く事も無く、しっとり潤んだ様な肌理の細かいものなの。
赤い皮目の焼けた香ばしい味覚も良いし、とても素敵です。
ちょっと今日は褒めすぎでしょうか?
でも、わたしはユメカサゴって、ホントに素晴らしいお魚だと思ってるのよ。
流通量も多いし、価格もメバルと同程度から2割くらい安価な感じで、とても買い得感の高いお魚であるのも嬉しい点ね。

焼き葱も、毎度お馴染みね・・・。

今日の炭水化物は、パンでした。
今日のお皿は一番と華やかに見えるわね。
赤いお魚は美味しいというのは何となく私もそう感じてしまうわ。
基本的に赤い魚は深海魚に多く、深海魚は脂の乗りが良いというのはありますよね。
そんなあたりから、赤い魚は美味しいという事が言われ出したの鴨。
でも、こうしてお皿に盛っただけで、食卓の雰囲気が変わるくらい華やかなのは事実よね。