お座敷都市開発

計画性のない箱庭的乱開発でおうちの中が増々カオス。

風にころがるクルマもあった…

2007年08月16日 14時12分04秒 | レゴ(オリジナル)
基本的な機構部分が完成しました。風力だけで走る車輌です。風を受けてプロペラを回転させ、その回転力をタイヤに伝えて走るシステムです。電気やガゾリンが無くても風さえあれば走ります。帆を使うヨット等と決定的に違うのは、完全な向い風でも走れる…という事です。


垂直尾翼の働きによって、プロペラは常に正面から風を受ける方向に旋回します。どのような状況でも一定方向の回転力を供給する事が出来るわけです。3枚のプロペラはそれぞれ角度を変更する事が出来るので、向きを変えると逆回転させる事も出来ます。

プロペラの回転から発生するヨーイング方向の力は、垂直尾翼だけでは抑え込む事が出来ないので、垂直方向に伝達する為の軸(旋回軸と共通)の回転で発生する摩擦力を反力に利用する事で相殺しています。…つまり、プロペラを逆回転させると、非常に不安定になるという欠点があります。

作ってから気が付いたのですが、プロペラは旋回軸に近いほど、垂直尾翼は後方であればあるほど、風を受ける姿勢が安定します。特にプロペラは、伝達軸を組込んだ櫓を避ける為にオーバーハングさせていますが、櫓をもっとスリムに出来れば、さらに安定したシステムにする事は出来ると思います。


減速ギアの途中に回転力を遮断出来る機構を組み入れてみました。黄色いレバーを左に動かすとニュートラル、右に動かすと直結になります。ストロークに余裕があるので、3段変速くらいは組み込めそうです。…因に、奥の黄色いクランクは、車輌を操蛇する為のハンドル代りです。

単なる思いつきの実験車輌ですが、せめてマッハロッド(笑)くらいのイカすデザインにはしたいなぁ…といったイメージを持っていたのですが、このままの流れでは、やっぱり学研の科学…てか、夏休みの面白工作のレベルですね。

版権モノやお城、シティーシリーズのごっこ遊びも楽しいでしょうが、子供達はもっとテクニックで遊んで、トンデモない発明をしてほしいなぁ…と思う今日この頃。