一人お施主様の別荘内装工事に行ってきた。
6月29日午後に乗り込み、当日は段取りと自炊の準備。
一週間泊まり込みの予定で作業開始。
周囲は別荘地なので人の声、車の走る音など人工的な物音は皆無。
風で揺らぐ木々の音、雨音、小鳥のさえずり、自分の作業音、ラジオの音それだけだ。
翌日6月30日の午前中に塗った聚楽壁、しかし写真は7月5日の午後。
この間ずっと雨で全く乾燥する様子もなく5日間が過ぎた。
乾燥機があれば違ったのかも知れないが、扇風機二台設置。
そして5日後ようやく乾燥。
高温多湿の環境でカビも生えることなく綺麗に仕上がった。
実はここ伊豆半島の東側。
通って来た道は国道135号線、熱海経由だ。
作業中の7月2日~3日にかけてスマホに避難勧告がな鳴り続ける。
雨音が尋常ではない。
どこに避難したら良いのかも分からず、無事を祈りながら内部作業を続ける。
熱海で大規模土砂崩れが起きた。
一瞬にして土砂に飲み込まれる。見慣れた風景は跡形もなくなる。
とてもショックだった。
線状降水帯がもう少し南に下がっていたら
ここも逃げ場はなかっただろう。