寄り道研究所

Like
Newton > Mac > Brompton
GPD Pocket iPhone XS Paris

新ダイビルもなくなります

2008年09月02日 | ぶらぶら御堂筋
淀屋橋から西の方を向くと、高層ビルにどんどん建て変わっているのがわかります。
右の方にちょっと見えている「新ダイビル」も、建て替えが決まったようで、テナントさんの引っ越しも始まるようです。


1958年に出来ていますから、御堂筋あたりでは第一次建築ラッシュの時代に生まれています。
ビルの角に羊のオブジェ?


ビル全体を見れば、四角でタイル張り、わりと普通なのです。
壁にレリーフ、玄関に彫刻は珍しくありませんが、びるの中途階の四隅にわざわざへこみを付けて彫刻を置くなんて、うらやましい建物です。

大理石の模様がきれいです。
1階のエレベーターホールが広いビルはいくらでもありますが、上の方は貸し室面積を広げるために結構狭いのですが、こんなゆったり感と豪華な雰囲気はあまり見た事がありません

廊下は普通に見えますが、壁の大理石と天井の特注照明で雰囲気作りをしています


この扉、本当の木製です。
木製風が流行っているのですが、これこそ本物、いいですね。


火事の事を考えると木製もいかがなものかとなるのでしょうが、オフィスの雰囲気を柔らかくしてくれますね。


全体がとにかくきれいにちゃんと管理されているのにびっくりします。
建て替え間近とはとても思えず、オーナーさんの思いが込められているのを感じます。
出来る事なら建て増しとリニューアルで維持して欲しい建物ですが、維持管理の費用も大変だし、大きな企業に入居してもらえる設備にしないといけないし、ホント、悩ましい事です。

すぐ近くが大阪の歓楽街というのでしょうか、曾根崎新地があるせいか、タクシーの配車場が残っています。


丸く曲げた受付ガラスが雰囲気を盛り上げてくれます。
こんな待機場所が結構あったような気はしますが、最近はゆっくり待っている余裕も場所もないでしょうし、運転手さんもごくろうさまです。