昨晩、何気なくテレビをつけると、所ジョージさんMCの番組が放映されていた。 世界のお墓参りが趣味・転じて、文芸評論家として活躍されている方、おそらく僕と同じ歳ぐらいだろう、にスポットライトを浴びせた構成だった。 「今まで行かれたお墓のなかで、No.1は?」の問いに、彼は迷わず、涙ぐみながら、「ゴッホ」と答えた。 きたあ~~~!! 「今まで行った土地でどこがベスト?」と僕が問われたら、「ゴッホ、終焉の地、オベールシュールオワーズ」と間髪入れずに、そう答える。もちろん、そこに、ゴッホと彼の弟テオのお墓もある。 ゴッホが死ぬ最後の2か月間、この、オベールシュールオワーズにやってこなかったら、そして、あの麦畑で自殺しなかったら(実際は、そこで引き金を引いて、逗留していたラバー亭にたどり着き、その1日後に亡くなっている)、観光バスが列を連ねるほどの観光地にはなっていなかっただろう。それほど、のどかで静か、ちいさな幸福を抱かせる場所なのだ。 おそらく、この落ち着いた田園だからこそ、どうしょうもない狂気と向かい合い、闘っていた画家は、安息を求めにやってきたのかもしれない。 ゴッホ以外の何物でもない画家・ゴッホ、彼自身、37年の生涯は十分すぎるほど長かったのかもしれない。あえて贅沢を言えるなら、37歳から10年後、20年後の作品も観てみたかった。 パリから電車で、1時間余り、是非、「オベールシュールオワーズ」、訪れてください。
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