食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

慢性期医療~歯科

2018-09-21 06:05:49 | 日記

昨晩、NHKをつけると、安部首相が年金の受給制度についてお話しの最中でした。 年金を含む「社会保障費」の中で、ダントツに占める割合の高いのが医療費です。その医療費のなかでも、一番多いのは入院費です。 病院が患者を見放す、などひねくれた発言をされる方もいらっしゃいますが、病院完結型医療から地域完結型医療への転換、という行政の方針は正しいと考えます。 ここであえて、慢性期(入院)という意味におき、医療(疾病ををかかえた人を治療する行為)と介護(自立度を失った人のお世話)を同一線上に載せて述べます。 慢性期病棟(正確には病床なのか?すみません~💦)において、歯科医療による咀嚼の回復、維持は栄養摂取に貢献しますし、口を動かすという行為は、リハビリを兼ねた、患者さんの体力・免疫力の回復、さらには中枢神経機構の改善にも重要な役割を果たせると思うのです。 慢性期医療に、歯科医師、歯科衛生士は率先して関わってゆくべきですね。  ちなみに、医療費に占める歯科の割合は、わずか、2 . 5 % 。 2倍にしても、5% ですから、まだまだ、大きな可能性が秘められているわけです。 最後に、我が国の低医療費(患者さんの自己負担)は、現場の自己犠牲の上に成り立っていることをご理解いただきたい次第です。