食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

葵祭

2014-05-16 09:29:46 | 日記
昨夜、とんねるずの、きたなトランを途中で観飽き、NHKニュースに代えると、京都、葵祭に関する内容を放映していた。 平安絵巻さながらに、華やかな宮廷の行列が京都の街を練り歩く葵祭。。。それにかかせない( というか、それがメイン )葵が激減し、祭りの施行が危ぶまれる状態になっていた。その危機を救おうと、静岡市葵区の小学生が立ち上がったのだ。葵つながりで、数年前、ほんの数株の葵を、京都・上賀茂神社から分けてもらった。それを、数百株にも増やすことができ、葵祭当日の朝、京都に送り届けた。 日本の、美しい伝統文化に浸りたい外国人達で沿道は埋め尽くされている。そこに、子供たちが作った葵に彩られる十二単絵巻が吸い込まれていく。。。この経緯に秘められた感動に、ほんの数分、理屈抜きで一人陶酔することができた。。。伝統・文化は、一度火が途絶えてしまえば、復活させるのが難しい。だからこそ、国や地方自治体が率先して守っていくべきである。市場原理を導入して、不採算部門から切り捨て、など言語道断だ。 今回の報道のように、外部からの動力源ではなく、芯部からの流れによる伝統の抱擁に対し、いい知れぬ安堵感を抱けた。。。 続いて、出演ゲスト( 堺正章さん、メイク術で多種多様の有名人になりきれる女性、など )の肌触りに惹かれ、ダウンタウンDXを観る。案の定、面白かった。。。。。 主観的にみれば、伝統・文化に対する理解の余地も、贔屓する芸能人の如何と同様だと思う。しかし、上述したように、伝統・文化の生命線・公理はそこではない。   五月中旬、、、季節の風が心地よいほどの湿気を含んでいる。