「影響の輪」を広げる

向上心旺盛と自画自賛している中年おじさんのブログ日記

貿易収支が赤字

2012-01-27 | Weblog

日本の貿易収支(輸出額(65兆5547億円)から輸入額(68兆474億円)を差し引いた収支)は、2兆4927億円の赤字。

赤字は、第2次石油危機による原油価格高騰で輸入額が嵩んだ1980年以来、31年振り。

東日本大地震後の部品不足が、タイ洪水による部品不足等で、輸出の足かせとなったほか、円高、欧州債務危機も輸出減少に影響した。

輸出先の中国、その他アジアの経済の伸びも少し減速した。

輸入は、エネルギー(石油、LPG)価格の高騰、原子力発電の代替としてのエネルギー輸入量の増加があげられる。

輸入に伴う保険料や運賃を除いた国際収支ベースでみた2011年の貿易収支は、1963年以来、48年ぶりの赤字。

この赤字が、一時的なものなのか、これからの日本の経済の実力(赤字の定着)を表わすのかが気になる。

Japan as No1の時代から変わってきているのは間違いない。

国内需要が弱く、円高で、エネルギー資源がない。

グローバルの世界(海外で生産、海外に資金投資、海外勤務等)になったので、国といく仕切り(貿易収支)で考えることはないかも知れないが、国民が豊かになる仕組みは考えなくてはいけない。

貿易収支が赤字でも、日本が豊かになるにはどうしたら良いのか。

 

休題:

貿易赤字を、経済学で分析しているWEBがあった。

詳細は、ここを参照:

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31662

次の数式を見て、わからない人には、難しいかも知れないが、トライして見る価値はある。

 貯蓄(S)-投資(I)=[政府支出(G)-税収(T)]+[輸出(X)-輸入(Im)]

貯蓄と投資は経済全体の話である。右辺第1項が財政収支、第2項が経常収支にほぼ相当する。(どうしてこうなるかという理屈は飛ばして結構だが、参考までに定義より、国内総生産(Y)=消費(C)+I+G+X-Im。またY=C+S+Tなので、C+I+G+X-Im=C+S+T。整理すると、S-I=G-T+X-Imとなる)

この式をベースに、貿易赤字を説明している。



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