「影響の輪」を広げる

向上心旺盛と自画自賛している中年おじさんのブログ日記

高台寺(秀吉と北政所を祀る霊廟)

2012-01-13 | Weblog

高台寺が、未だ、有名でない頃から、好きなお寺のひとつ。

庭も良いが、北政所(ねね)が亡くなった翌日、そのまま、土葬されているのが、ねねらしくて良い。

高台寺は、そもそも、秀吉の冥福を祈るため、ねねが建立した寺院。

ここは、秀吉と北政所を祀る霊廟。

 

渡り廊下の途中にある観月台は、伏見城からの移築。

観月台は、この写真では、左側の門みたいな建物。

右手の大きな建物は、開山堂。

この写真は、方丈から撮ったもの。この方丈も伏見城からの移築。

開山堂内は、撮影禁止のため、外の景色を撮る。

開山堂を取り囲む偃月池・臥龍池という2つの池

さらに、奥を昇ると、霊屋(おたまや)。

左にねね。右に秀吉の木造がある。

それを彩る蒔絵(高台寺蒔絵)が有名。

ねねは自身の像の約2メートル下に葬られている。

臥龍廊(がりょうろう)は、開山堂と霊屋を結ぶ屋根付きの階段で、龍の背に似ているところからこの名が付けらている。

霊屋から開山堂を見下ろした臥龍廊の階段部分の写真。

 

 

山頂にある茶室、傘亭(安閑窟)および時雨亭(附:土間廊下)も伏見城からの移築。

この茶室は、千利休の設計と言われている。

今は山の上にあるが、傘亭は、池の畔にあったので、入船用の切り込みがある。

 

高台寺は、宝物の宝庫。

20年くらい前の高台寺の特別公開で、秀吉が履いたとされるスリッパを見たこともある。

日本人としては、初めて履いたスリッパと表示されていたような気がする。