「影響の輪」を広げる

向上心旺盛と自画自賛している中年おじさんのブログ日記

麻生首相の漢字の読み取り力

2008-11-22 | Weblog

 

麻生首相が、漢字の読みを間違えた件が話題になりました。

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081113ddm005010124000c.html

 

 

 

読み間違えた漢字の一部は、次の漢字。

 

・詳細(しょうさい)を、「ようさい」。

 

 「詳」を、「よう」と読む言葉はない。(広辞苑)

 

 読み方は、「しょう」か「つまひ、つまび」の2つ。

 -「しょう」 → 詳解、詳記、詳言、詳察、詳悉、詳述、詳審、詳説、詳伝、詳報、詳密、詳明、詳覧、詳略、詳録、詳論、不詳、未詳。等

 

 -「つまひ」、「つまび」 → (つまひ)らか<詳らか>、(つまび)らか<詳らか> 

 

 

・頻繁(ひんぱん)を、「はんざつ」。

 

 「はんざつ」は、煩雑、繁雑。

  -煩雑:わずらわしくごたごたすること

  -繁雑:事柄が多くてごたごたすること

 

・踏襲(とうしゅう)を、「ふしゅう」。

 

   -「ふしゅう」と読む言葉は、俘囚、浮舟、腐臭の3語(広辞苑)

 

 

今回、首相が読み間違えた漢字は、文部科学省の学習指導要領では、何年生で学ぶレベルかを調べて見た。

 

漢字の学年別漢字配当表は、ここを参照しました。

 → http://www.mori7.info/musi/123456.php

 

 

さて、問題の漢字は、次のとおり。 

 

・詳細の「詳」は、中学生。

・詳細の「細」は、小学2年生。

 → これから判断すると、詳細を読めるようになるのは、中学生。

 

 

・頻繁の「頻」、「繁」も、中学生。

 

 

・踏襲の「踏」、「襲」も、中学生。

 

 

 

少なくとも、中学生が学ぶ漢字レベルで間違えている。

 

 

 

首相が読み間違えるレベルではない。

 

 

 

恥ずかしいことである。

 

 

 

医者のことをとやかく言う(社会的常識がかなり欠落している人が多い)より、首相たるもの、中学生レベルの漢字は、読み間違えしないで欲しい。

 

 

 

「中学生レベルの漢字が読めない、社会的常識がかなり欠落している人が麻生首相だ。」と言われてしまう。

 

 

 

 

 

首相官邸での記者の質問に、「単なる読み間違い」と開き直った発言も控えて欲しい。

単なる読み間違えでは、「ようさい」、「ふしゅう」とは、読まない。 

 

「詳細」の「詳」を、「よう」と読んだのは、時々読めない漢字の場合、その一部で読んでしまうのと一緒で、読めない漢字に出会った場合に対応する読み方そのものである。

 

また、頻繁と繁雑では、全く意味が違うので、原稿を読んだ時に気づく言葉である。

これを読み間違えたということは、頻繁と繁雑の意味を知らないのか、ただ原稿の意味を考えずに読むことだけに専念していたということになる。

 

 

どちらにしても開き直った見苦しい「言訳(いいわけ)」で、ふしゅう(腐臭)のように、「臭いものに蓋をする」対応は止めて欲しい。

 

  


見上げてごらん(旧富士銀行本店)

2008-11-22 | 写真

 

永代通りの大手町は、金融の中心であった。

 

 

 

写真は、旧富士銀行の本店。

 

 

 

その営業部が閉店していた。

 

 

 

時代の変化を強く感じた。

 

 

 

10年前の大手町(地下鉄:東西線)の交差点には、旧富士銀行本店。旧大和銀行東京営業部。旧第一勧業銀行。旧東洋信託銀行本店があった。

 

 

 

今では、昔の銀行名を言っても分からない人が多いだろうなぁ。

 

旧富士銀行、旧第一勧業銀行は、みずほ銀行(1999年12月)。日本興業銀行の3行が統合。

 

旧大和銀行は、りそな銀行(2001年12月)。あさひ銀行(協和銀行、埼玉銀行)、奈良銀行と統合。その後、旧埼玉銀行は、埼玉りそな銀行として分離。

 

旧東洋信託銀行は、UFJ信託銀行になり、その後、三菱UFJ信託銀行(2006年1月)。三菱信託銀行に統合される。